唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
夏の終わりを告げる花
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玉簾。漢字で書くと身もふたもない漢字、元へ、感じですね。タマスダレ(ヒガンバナ科タマスダレ属)です。園芸店などでは属の学名のZephyranthesから「ゼフィランサス」として販売されていることが多いようですが、ゼフィランサスはあくまでも属名であり種としての名称(和名)は「タマスダレ」(Zephyranthes candida)です。
玉簾はブラジル原産で明治初期に日本にやってきました。日本の気候が余程気に入ったのか、今では庭から逃げ出し野生化しているものも多いようです。青葉山荘の玉簾も元はと云えば野生化していたものを庭に連れ戻したものです。
玉簾にはレインリリー(雨百合)と云う別名がありますが、これは高温の後に雨が降って球根が潤うと花茎をのばして開花する性質があるため。確かに今年の玉簾は酷暑が続いた後、そして台風10号による雨がたっぷりと降った後に咲き始めた。まさにレインリリーでしたが、例年の開花状況からも青葉山荘では夏の終わりを告げる花となっております。
なお、ヒガンバナ科の植物の多くがそうであるように玉簾も全草に有毒成分(リコリン)を含んでおりますので、くれぐれも食べたりしませんようご注意ください。
横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月2日に撮影した写真を6点掲載いたしております。酷台風一過の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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