チェリスト・長谷川陽子、デビュー35年の重み

 1987年、17歳でデビュー・リサイタル。翌4月、桐朋学園大学入学。その年の10月にファースト・アルバムを録音、翌1月発売。クラシック・ヒット・チャート1位(チェロで初)を獲得し広く注目を集める。フィンランドのシベリウス・アカデミーへの留学(アルト・ノラスに師事)を経て本格的な演奏活動を始める。その後の活躍振りは周知の通り。

 昨夜(2022年5月19日)、チェリスト・長谷川陽子のデビュー35周年を記念するリサイタルが開催された。17歳でのデビュー以来35年の重みを確かめに、まったく久しぶりとなった上野文化会館に私は足を運んだ。

 一夜でベートーヴェンのチェロ・ソナタ全5曲を演奏しようと云う意欲的なプログラム。いかに人気のチェリストと云えども、オール・ベートーヴェンと云ういかにもマニア向けのプログラムでの演奏会だと云うのに満席。その長谷川は全5曲を弾き終わって「もっと上手くなりた。今日の演奏に首を傾げた方がおられたら、ぜひ40周年のコンサートを聴きに来てください」と云ってのけた。私はこれを彼女の35年間の重みと受け止めた。今から5年後のコンサートが楽しみである。


 今日の一枚は目に見える、分かり易いチェリスト長谷川陽子の35年分の重み。手前が1989年のデビューアルバム「珠玉のチェロ名曲集」、奥がデビュー35周年記念アルバム「ベートーヴェン:チェロ・ソナタ&変奏曲全曲」。そして積み上げた23枚がその間の成長の記録。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは5月12日に撮影した写真を7点掲載しております。田植え間近となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/a0b4071594bee6230bcbed1cc9c2f3ad

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