オペルに勝ち目はあるのか



写真はネット上で見つけたものです。

 1月20日に、オペルが2021年に日本市場に再参入するらしいと云うことを書きました。
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/3946ab892cac0c7626a86b2c37e5dedc

 前回日本市場に参入した時にはGMグループの一員であった訳ですが、今回はPSA(プジョー・シトローエングループ)の一員としての参入となります。プジョー・シトローエンもこのところジワリジワリとシェアを伸ばしており、オペルを(事実上)第三のブランドとしてグループのシェアを伸ばそうと云う作戦ではありますが、果たしてオペルが日本市場で受け入れられる余地があるのでしょうか。

 前回は、ヤナセがオペル車を販売しており最盛期の1996年には3万8千台以上売れておりましたが、その時にはVW GOLFと云う強敵が事実上いなかったと云う特殊な事情もありました。今は輸入車ナンバーワンの座こそ譲ったもののブランド力が高く手堅売れているGOLFやPoloがありますから、当時のように売れることはないでしょう。少なくとも日本市場におけるブランドとしては、オペルはVWの下に位置付けられることでしょうし。

 私は1995年から2010年までオペルのアストラ・ワゴンに乗っておりましたが、はっきり云ってオペルに乗っているのではなく、ヤナセが売っているクルマに乗っていたと云う感じでしたね。機械としてのオペル車は、手頃な値段で可もなく不可もなく、必要にして十分なクルマでした。一部では品質が低いとか故障が多いと云われておりましたが、私はそのように感じたことはありませんでした。少なくとも、それまで乗っていたホンダシビックシャトルよりは数段上等なクルマでしたし、サービスにもまったく問題がありませんでした。

 ただし、それは輸入車業界ナンバーワンのヤナセが販売・整備していたことが大きく影響していたことは間違いのない事実です。オペル・アストラ・ワゴンに乗っていた時期には同時にプジョー306も所有しており交互に乗っておりました。クルマとしての魅力は306が上でしたが、ヤナセとプジョーのサービスを比べれば、力量とセンスには雲泥の差があり、さすが「ヤナセ!」と幾度も思ったものでした。どんなメーカーが作ったクルマでもヤナセが売ってヤナセがアフターサービスを提供するクルマなら安心して乗れるのです。

 そんなこんなを考えると、現行のプジョー・シトローエンディーラー運営会社が展開するオペルディーラーだとしたら、少なくとも私は買わない。仮に、クルマがどんなに魅力的だとしても、サービス体制に難があったら気持ちよく乗れないから。

 と云うわけで郷秋<Gauche>の結論は、今回もオペルは、残念ながら上手く行かない、です。

 と云うわけで今日の一枚は、15年乗ったオペルのアストラ・ワゴン。ただし色は赤ではなく、黒のメタリック。なぜワゴンだったかと云うと、当時ハマっていたレーシンクカートのトランスポーターとしてぴったりの大きさだったから。


 blog「恩田の森Now」 https://blog.goo.ne.jp/ondanomori には2月21日に撮った写真を6点掲載いたしております。浅春の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。

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#オペル #日本市場再参入

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