唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
PENTAXのフィルムカメラはハーフ版
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PENTAXがフィルムカメラを復活させるべく開発を進めていることは、これまでにも幾度か書いてきましたが、いよいよ発売の時期が近づいてきているようです。詳細は下記をご覧ください。
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/pentax/filmproject/?utm_source=rim_top_4bnrs&utm_medium=banner&utm_campaign=filmproject
現在明かされているカメラのスペック等は、
・35mmフィルムを使用するコンパクトカメラ(ハーフ版)
・フィルム巻き上げはレバーによる手動巻き上げ
・露出は自動(手動も可)
・フォーカスは手動
・今夏の発売を目指して開発中
最大のポイントはハーフ版、つまり縦位置での撮影がデフォルトとなると云うことです。その理由は、フィルムや現像代の高騰を考えた時、36枚撮りフィルムで72枚撮れるハーフ版は「コスパ」が良いこと、スマートフォンの普及によって縦位置写真が一般的(に受け入れられるよう)になったこと、縦位置の写真を(アプリで)二枚合成すれば横位置写真になることによる新たな可能性、などが語られております。
郷秋<Gauche>は、フィルムの巻き上は当然モータードライブだろうと思っていたのですが、メカニズムにはこれまでPENTAXが培ってきたフィルム一眼レフの技術が投入された手巻きになるということです。
最後には他のメーカーもフィルムカメラへ再参入して欲しいとのメッセージ。このオファーに応えてくれるメーカーがあるとすれば、まずは富士フイルムでしょうか。だとすればフィルムや現像代の低廉化も期待できますね。ただしその時には「お手柔らかに」とのこと。PENTAXがフィルムカメラにかける思いが伝わって来るメッセージです。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは2月24日に撮影した写真を5点掲載しております。春に向かう森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/8adab147236a39df5c8c906b5e19a8e6
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# PENTAX #ペンタックス #リコー #フィルムカメラ #アナログカメラ #銀塩 #ハーフ版カメラ
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意気込みは買うけど実際売れるのかなあと思います。フイルムカメラのハーフ版が廃れたのはフルサイズの半分のサイズだったので画質が悪かったこと、2倍撮れると言うことはそれだけ多く撮らなければならないと言うことにもなります。結果、DPE代もかかると言うことでは無いでしょうか?
いっそのことリコーオートハーフの復刻版を出した方が売れるのでは!
こんにちは&コメントありがとうございます。
>半分のサイズだったので画質が悪かった
ハーフ全盛のことはそうでしたが、フィルム時代最後の頃にはフィルムの性能も相当上がっていましたし、レンズも光学性能の良いものを使うでしょうから問題ないように思います。今どきはフィルムで撮っても現像と同時にデータ化し、大きくてもタブレットで見るくらいでしょうから解像度の点でも問題なし。コスト面でもDとデータ化だけでPEはしないから意外とリーズナブルなのではないでしょうか。
PENTAXとしても大幅な利益が出るほど売れるとは思っていないでしょう。でも赤字にならない程度には売れる。
PENTAXはミラーレスを出さない、モノクロ専用機を出すなど他社とは違った戦略。新設計のフィルムカメラもその一環で、独自のポジションを確立しようとしているように見えますね。