東京にーゼロにーゼロオリンピック

 ずっと気になっていたのですが、今日20時からの(実際には20時30分過ぎからでしたが)東京都知事の新型コロナウイルスに関する緊急記者会見での小池知事は、やはり「とうきょうにーゼロにーゼロオリンピック」と云っておりました。平仮名とカタカナでは分かりにくいので漢字と算用数字とカタカナで表記すると「東京2020オリンピック」なのですが、問題は「2020」。これを小池氏は「にーゼロにーゼロ」と発音していたのでした。

 「にー」は数字の2の日本語の「に」のことであり、ゼロは数字の0のイタリア語(多分英語でも)の「zero」だと思う。2020と云う一かたまりの意味のある数字を読む(発音する)のに日本語とイタリア語が交互に来ることに私は以前から違和感を感じていたのです。

 一つの言葉を読むのですから、それは全て同一の言語で行わなければ本来意味を成さないはずです。だから、2020は日本語で「にーれいにーれい」あるいは「にせんにじゅう」と読まなければならないはずです。東京都知事は文部科学省の人間ではありませんが日本の首都である東京都の知事、つまり日本を代表する日本人の一人でありますから、正しい日本語で表現して欲しいものです。あるいはアラビア語では2020を「にーゼロにーゼロ」と発音するのでしょうか。もしそうであれば、一つの見識であると云えなくもないかも知れませんが、ここはエジプトではなく日本です。

 蛇足ですが、高校の時のクラス担任であった物理の先生が、ゼロと日本語の零は意味が違うのだと教えてくれたことを今も覚えております。ゼロは「無」を意味し零は「わずか」なことなのだと。もし2020を「にーれいにーれい」と読めば、零は少しはあるわけですからゼロではなく「1」でも良いことになるでしょうか。だとすれば2021年に行われることになった東京オリンピックを「東京にーれいにーれいオリンピック」と読めば、2021年に行っても矛盾が無いことになるのかも知れません。

 と云うわけで、今日の一枚は例によって記事本文とは何の関係もない、先々週伊豆高原で撮った一枚。逆光に輝く純白の小さな花が美しくてレンズを向けたのですが何の花なのかまったくわからないままの春の花です(^^;

#言葉のお遊び #2020 #ニーゼロニーゼロ #日本語 #ゼロと零は意味が違う

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