福田総理辞任劇から2日が経過した。後継首相争いが本格化したと、マスコミがこぞって荒らす。だが、空気を読み、頭の回転の速い小池百合子氏は、よほどの事でもない限り、出馬しないだろう。なぜなら、この党首争いは、デキレースだからだ。無論、民主党のように無選で党首にしがみつける程、馬鹿ぞろいでは、ないことを証明するために、ある程度の党首候補は擁立されるだろうがね。
古賀や山崎拓とか加藤紘一とかは、小池に断られ、結果、谷垣を押していくだろうし、議員でもない野中とかしゃしゃり出てきて、「麻生氏以外なら誰でもいい」と、のたまう馬鹿さ。
【反麻生派、古賀と山崎、加藤は別候補の擁立を模索】
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080903-OYT1T00422.htm
【利権の親玉 野中のたわ言】
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/09/03/01.html
マスコミ諸氏も小池氏を擁立したいのか、やたら対抗馬として持ち上げる気持ちの悪さ。今の段階で、小池氏が総理になっても、選挙で敗れるだけだ。そんなことは本人も百も承知で出馬するか?また、短命政権で終わるわ、選挙で負けるわ、踏んだり蹴ったりなのは、小池氏だろう?
よっぽど麻生氏に総理になられては困る連中がいるのだと実感する。連中が恐れているのは、安倍元総理が実現しようとしていた「美しい国」だ。憲法の改正、派閥、利権団体への圧力。麻生政権で、行うべき課題は山ほどある。
麻生氏が総理になったら、まず、官房長官を弁の立つものを置いておくことだ。安倍元総理の失敗は、官房長官の感覚で総理を行ったこと。これに尽きる。官房長官は、総理の代弁者であって、総理そのものではない。だから、詳細説明は官房長官にやらせておけばいい。総理は、「ワンフレーズ」にのみ集中し、マスコミに足元すら見せないように振舞えば、完璧である。
マスコミ達の流しているVTRを見れば、所詮、反日分子や在日朝鮮人、利権家どもの的になりそうな部分だけを「ワンフレーズ」として、切り取り批判を浴びせるのが常套手段だ。どうせ真っ当な正論なんて、切り取って流しやしないのだから、「ゴルゴ13のように毅然と対応します」とでも短く言っておけばいい。
福田総理の辞任会見でもどうでもいい失礼な質問をぶつけて、福田総理が怒ったとかなんとか批判した。馬鹿か?!終わったことを今更振り返ってどうでしたって聞いてどうなるのだ?今後の展望とか、日本の将来についてどう考えるかとか、もっと前向きなまともな質問をしろよ!といいたくなった。
だから、麻生氏は、淡々と感想でも述べるにとどまり、政府見解は官房長官にやらせればいいと思う。そして、内閣は屈強な猛者を適材適所へ配置する手腕が必要となるだろう。麻生氏の手腕に期待したい。