今回のステップは、デカールの貼り付けでした。公式キットなので、ガルパン仕様になっています。アリクイさんチームの三人のデカールもあって楽しいです。発見時と全国大会出場時の二つのシーンが再現出来ますが、私は後者を選びました。上画像のシートのなかの4番と5番と6番を使用しました。
箱の側面にある完成見本写真です。濃緑色ではなくフィールドグレー2を用いているようで、劇中の車体色よりも明るい色調になっています。ネット上で見かける製作例の多くが、この完成見本写真を参考にしているのか、フィールドグレー2に近い色を用いているようです。
私の場合は、前に述べましたように日本陸軍の戦闘機の後期色に近い濃緑色を使いましたので、完成見本写真よりも濃い色調になりました。公式設定資料や劇中の車体色にぴったりと合わせるなら、もう少し青味を加えるべきでしょう。日本陸軍機のではなく、日本海軍機の濃緑色の方が青味もあって相応しかったかもしれませんね。
デカールは、水に浸して30秒ぐらいでふわっとシートから剥がれました。あらかじめマークセッターを塗っておいたところへ滑らせるようにして貼り、公式設定資料を確認しながら位置を微調整しました。それから綿棒を軽く転がして、余分な水分や接着剤を押し出すようにして吸い取りました。少しでも力を入れるとデカールがずれてしまうので、ゆっくりと慎重に綿棒を転がしてデカールを接着面になじませました。
とりあえず、デカールも仕上がりました。それまでは、純然たる日本陸軍の戦車、という雰囲気であったのが、大洗女子学園の校章とチームマークが入った途端に、ガルパンの戦車の雰囲気に転じました。
これぞガルパン、どこから見てもガルパン戦車、ですね。出来るだけガルパン仕様に近づけていますから、当然と言えば当然ですね。日本陸軍の戦車とはどこか微妙に異なる印象があり、これがガルパン戦車独特の情感なのだろうと改めて思うわけですが、同時に、ガルパン仕様への追加工作の数々が思った以上に重要であったことに気付かされました。
一般的に、戦車模型の塗装ではいわゆる「汚し」も普通に施されるのですが、ガルパン戦車は試合時においてもあまり汚れておらず、接触や被弾でもしない限りは外見が新車と変わりません。公式設定資料でも劇中でも、泥まみれ汚れだらけ、という姿をほとんど見かけません。被弾して傷がついたり、爆発や火炎を受けて煤けてしまったシーンはたまにありますが。
なので、私のガルパン戦車模型では、「汚し」は一切やらないことにしています。