最終ステップのクリアコートとスミ入れの作業をやりました。まずはクリアコート、スーパークリアーつや消しのスプレーで薄く二回ほど吹きました。テカテカ光っていた部分が淡い感じになりました。
続いてスミ入れをやりました。タミヤの「スミ入れ塗料 ブラック」を溶剤で少し薄めて使用しました。そのまま使うと濃い仕上がりになるので、あまり汚しをかけたくない私としては、控え目な色に薄める方がよいと考えました。
塗料皿にスミ入れ塗料を三滴ほど入れ、溶剤で半分ぐらいに薄めたものを車体のパネルラインやモールドにチョンと置くような感じで薄く塗りました。
それから、綿棒に溶剤をつけてスミ入れ塗料のはみ出し部分をふき取りました。軽くこするだけで取れてゆきました。市販の綿棒でも使えると思いますが、今回使用したタミヤの綿棒は先端が尖っているので、細かいモールドや凹部のふき取りが楽に出来ました。
スミ入れが完了した状態です。パネルラインなどが、以前よりもやや明確に見えてきました。車体各部の外観にメリハリがついてきたように思います。
砲塔天板上の小さなハッチなども、以前よりはっきり見えます。雑な仕上げに終わってしまった部分でも、必要なモールドは苦労して残したので、なんとか形にはなっています。
後部エンジンフード上のパネルラインやハンドルなどのモールドが明確になっています。この範囲が最もスミ入れの効果が出ていると思います。
車体前面は、ボルトやリベットのモールドも多いので、スミ入れ塗料をさらに薄めて塗り広げるように心掛けました。綿棒でふき取る作業も念入りにやりましたが、最低限残ったスミ塗料は、思った以上に、外観に独特の陰翳を醸し出しています。
かくして、きょう11月4日をもって、アリクイさんチームの搭乗車が完成しました。10月16日から組み立てに入りましたので、製作日数は20日となりました。忙しいスケジュールの合間にやることが多かったので、一日あたりの平均作業時間は約40分ほどでした。接着剤や塗装の乾燥を待つために一日置いたりすることも多かったので、短期間で一気に仕上げるよりは無理がなかったと思います。むしろ、組み立てステップごとのポイントを反芻しながら、余裕をもって取り組めたので、ワクワクする模型作りの気分が毎日続いて楽しかったと思います。
次は何を作りましょうかね。私のガルパン戦車模型製作は、以前の記事で述べましたように、作り易いキットと難しいキットとを交互に作る形でいきますので、次回の対象は作り易さのリストの4番目か5番目ぐらいで選んでみようかなと思案しています。