「石福」の駐車場奥の犬小屋には、桃助がぐったりとした様子で寝そべっていました。近づいてくる私を認めて頭をかすかに向け、なんだこいつは、というような視線で一瞥してきましたが、カメラを向けた途端、ぐいっと伸びをしてスッと前足立ちでのポーズをとりました。相変わらず、変わった犬です。
「石福」店主の石井さんに挨拶すると、「よお」と言って店先のベンチを指し示してきました。ゆっくり休んでいってくれ、という意味でしたが、その前に自作缶バッジのカメさんチーム5個セットを寄贈しました。「おう、三人ちゃんと揃ってるじゃないか」と言っておられたあたりに、公式缶バッジでカメさんチームの全員が揃わないことへの不満がにじみ出ているようでした。
さっそく店先のガルパンコーナーのボードに並べて貼っていただきました。「杏とカメと柚子とヘッツアーと桃だな」と言ってその順番に並べていました。それを見ながら、小山柚子の缶バッジを茨城県信用組合さんが出す可能性について訊ねてみました。
「どうかねえ、あそこの支店長さんはファンなんだけど、それだけだからね。バッジ作るんなら負担金も要るんだけど、個人経営ならともかく金融機関だと出せないかもな」という意見でした。要するに小山柚子の公式オリジナル缶バッジが出る可能性はまず無い、と言ったも同然でした。
さらに「これの戦車ってもう一つあったろ?最初のときには金ピカに光ってたやつがよ」と言われたので、私も「ああ」と思い至りました。今回の寄贈自作缶バッジセットでは、戦車はヘッツアーだけでしたので、その前の38t戦車もセットに入れるべきだった、と気付きました。「来月また来ますんで、その時に持ってきますよ」と応えました。38t戦車のバッジは、「丸五水産」にも追加寄贈しないといけないな、とさらに気付きました。
隣の「国井屋」で紅茶とクッキーのセットをいただきながら、店主さんの御両親と世間話をしました。
続いて「カワマタ」に寄ろうとしたところ、店内に地元の方らしき数人が座っていたので、邪魔をしてはいけないと思って立ち寄らずに通り過ぎました。
交差点からは、丘上に大洗第一中学校の校舎が望まれます。第一となっていますが、第二以下は存在せず、大貫地区に南中学校があります。大洗町にある中学校は、その二校だけです。
今回も宿は「さかなや隠居」でした。まだ午前中でしたが、荷物だけを置かせて下さいとお願いして、快く受けていただきました。
その足で斜め向かいの「みとや」に行き、今回被っていたガルパン帽子のホワイト版をもう一つ注文しました。黒いキャップに黒い大洗女子学園校章を貼り付けたブラック版は秋冬用として2点買いましたが、春夏用の白いキャップに黒い大洗女子学園校章を貼り付けたホワイト版はまだ1点しか持っていなかったからです。
前月には外観を修理していた「肴屋本店」も、すっきりとした新しい壁の色をみせていました。
道をまっすぐ下りて「カジマ」へ立ち寄りました。ホシノに会って「ホタテの履帯揚げ」をいただくのも目的の一つでしたが、自作缶バッジのセットの一つにレオポンさんチームもあったので、このお店に寄贈してみるのは可能だろうか、と考えたのでした。しかし、このお店はガルパンコーナーが無く、室内にもあまり寄贈品が見当たりません。会社の方針としてそういうことになっているのかもしれないな、と思い、このお店への寄贈はやめておきました。
永町商店街に戻って「たかはし」に寄りました。みつだんごが人気でしたが、暑かったのでアイスクリームの方を買いました。
精算後に、自作缶バッジのあんこうチーム7個セットを寄贈しました。店の方は大喜びでボードに貼ろうとしていましたが、店内にかけられたボードは既に埋まっていました。ですが「もう一枚あるんですよ」と奥にあるボードを示してくれました。
「これはあんこうチームのキャラのある所に配っておられるのですか?」と聞かれたので、「いえ、こちらのワンセットだけです。大洗ではこちらのみです」と応えると、「ヤッター」と笑顔になっていました。
私が自作缶バッジを寄贈する先は、原則として缶バッジを集めてボード等に並べているお店に絞っています。あんこうチームの場合、西住みほの「坂本文具」および「シーサイドホテル」には缶バッジのコレクションボードが無く、秋山優花里の「年宝菓子店」、武部沙織の「カワマタ」、冷泉麻子の「大洗ホテル」でも同様です。なので、自作缶バッジのあんこうチーム7個セットを寄贈可能なあんこうチームキャラパネル設置店は、「たかはし」だけであろうと判断した次第です。
続いて「タグチ」に入りました。今回は店内に設置されている「フォトパッチン」を体験してみたいと考えたのです。機械そのものは店に入って左側に設置されてありました。
画面の指示にしたがって好きな画像を選んでプリントし、別に三種類のホルダーを買う、というシステムです。ホルダーは一種類だけを買っても良いのですが、プリントされる台紙の画像は三種類ぶんがそろっているので、それに合わせてホルダーも揃えてしまうという感じになるようです。
画像はホシノを選択しました。プリントされた台紙には三種類の画像が並んでいます。なので、ホルダーの方も三種類を買いました。これだけで1000円を超えます。
「タグチ」では、1000円以上の購入の特典として、佐々木あけびの公式オリジナル缶バッジがつきます。今回のフォトパッチンは合計1100円がかかりましたので、缶バッジもつきました。その場で、台紙をホルダーにはめこみました。ホシノのキーホルダーが三種類とも出来上がりました。戦車のデザインも欲しかったのですが、その図柄はセットされていませんでした。 (続き)