CAPTAIN AMERICA: THE FIRST AVENGER/11年/米/124分/SFアクション・アドベンチャー/劇場公開
監督:ジョー・ジョンストン
過去監督作:『ウルフマン』
製作総指揮:スタン・リー

出演:
◆クリス・エヴァンス…スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ
過去出演作:『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』
◆トミー・リー・ジョーンズ…フィリップス大佐
過去出演作:『ノーカントリー』
◆ヒューゴ・ウィーヴィング…シュミット/レッド・スカル
過去出演作:『ウルフマン』
◆ヘイリー・アトウェル…ペギー・カーター
◆セバスチャン・スタン…バッキー・バーンズ
過去出演作:『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』
◆ドミニク・クーパー…ハワード・スターク
◆トビー・ジョーンズ…ドクター・ゾラ
過去出演作:『ミスト』
◆スタンリー・トゥッチ…エイブラハム・アースキン博士
過去出演作:『ラブリーボーン』
◆サミュエル・L・ジャクソン…ニック・フューリー
過去出演作:『4デイズ』
<ストーリー>
極秘実験に志願して驚異の身体能力を得た青年・スティーブが、さまざまな試練に立ち向かい、ナチス科学部門のヒドラ党を率いる支配者、レッド・スカルに戦いを挑む。
<感想>
「この惑星の住人たちは戦争を好んで行っているちょっと変わった生き物だ」
そんな宇宙人ジョーンズのナレーションが入りそうな戦争ヒーローもの。
期待して無かったけれど、その通りだった。
監督が『ジュマンジ』『ジュラシック・パーク III』『ウルフマン』と私的には微妙な作品が多いジョー・ジョンストンだけに、「やっぱこの監督は娯楽作を撮らせたら下手糞だ」と心の中で大きく頷いてしまった。
超人パワーを武器に敵陣突破していくキャプテン・アメリカの雄姿には格好良いものはあるが、そう思わせるのもごく一部のシーンだけで、全体的には妙にまったりとした展開。
燃えさせるようなアクション場面が極端に少ないのは考えもの。
時代は第二次世界大戦真っ只中なのに、近未来の話か?と思ってしまう様な兵器や乗り物がガンガン出てくるので失笑どころの話じゃない。
元がマーベルコミックなのである程度フィクション的な部分があっても仕方が無いとは思うが、にしてもビーム光線とかファルコン号もどきの戦闘機なんかを観ていると「SWかよ!」とつっ込まずにはいられなかった。
確かにジョー・ジョンストンはILM社のSW畑で育った人だけどさ、そんなに未練があるなら他のオリジナル映画でやれ!
話変わってシュミットが人面マスクをはぎ取った瞬間、悪の頭領レッド・スカルになるのだが
気持ちわるっ
と呟いてしまうのは序の口で、キューブの力で燃え尽きてしまう自滅死に至っては
戦って死ねよ!!
と呆れ果てるばかり。
監督は盛り上げ所を知っておきながら、敢えて盛り上げなかったのか。
それとも単に盛り上げて面白くさせる演出の仕方を知らないだけなのか。
はたまたこれで十分「盛り上げた!」と悦に浸っているのか。
何にせよ、ビジュアルだけ良くても画は空っぽな、ど素人監督が撮った様なお粗末アクション盛り沢山。
まるでウーヴェ・ボルの作品を観ているかの様だった。
いや、まだウーヴェ・ボルの方が私を楽しませてくれるぞ、と。
ニック・フューリーが登場するラストも、『アベンジャーズ』に繋げる為に追加したと思われても仕方が無い強引さが更に安っぽさを引きずっている。
70年もの間、どうやって眠ってたんだよ??
2時間越えの尺を使っておきながら終盤が余りにもグダグダ、適当過ぎる。
オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)
関連作:
『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011)』(第1作)
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)』(第2作)
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)』(第3作)
評価:★★☆
12/02/23DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-02-24
メーカー:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
監督:ジョー・ジョンストン
過去監督作:『ウルフマン』
製作総指揮:スタン・リー

出演:
◆クリス・エヴァンス…スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ
過去出演作:『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』
◆トミー・リー・ジョーンズ…フィリップス大佐
過去出演作:『ノーカントリー』
◆ヒューゴ・ウィーヴィング…シュミット/レッド・スカル
過去出演作:『ウルフマン』
◆ヘイリー・アトウェル…ペギー・カーター
◆セバスチャン・スタン…バッキー・バーンズ
過去出演作:『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』
◆ドミニク・クーパー…ハワード・スターク
◆トビー・ジョーンズ…ドクター・ゾラ
過去出演作:『ミスト』
◆スタンリー・トゥッチ…エイブラハム・アースキン博士
過去出演作:『ラブリーボーン』
◆サミュエル・L・ジャクソン…ニック・フューリー
過去出演作:『4デイズ』
<ストーリー>
極秘実験に志願して驚異の身体能力を得た青年・スティーブが、さまざまな試練に立ち向かい、ナチス科学部門のヒドラ党を率いる支配者、レッド・スカルに戦いを挑む。
<感想>
「この惑星の住人たちは戦争を好んで行っているちょっと変わった生き物だ」
そんな宇宙人ジョーンズのナレーションが入りそうな戦争ヒーローもの。
期待して無かったけれど、その通りだった。
監督が『ジュマンジ』『ジュラシック・パーク III』『ウルフマン』と私的には微妙な作品が多いジョー・ジョンストンだけに、「やっぱこの監督は娯楽作を撮らせたら下手糞だ」と心の中で大きく頷いてしまった。
超人パワーを武器に敵陣突破していくキャプテン・アメリカの雄姿には格好良いものはあるが、そう思わせるのもごく一部のシーンだけで、全体的には妙にまったりとした展開。
燃えさせるようなアクション場面が極端に少ないのは考えもの。
時代は第二次世界大戦真っ只中なのに、近未来の話か?と思ってしまう様な兵器や乗り物がガンガン出てくるので失笑どころの話じゃない。
元がマーベルコミックなのである程度フィクション的な部分があっても仕方が無いとは思うが、にしてもビーム光線とかファルコン号もどきの戦闘機なんかを観ていると「SWかよ!」とつっ込まずにはいられなかった。
確かにジョー・ジョンストンはILM社のSW畑で育った人だけどさ、そんなに未練があるなら他のオリジナル映画でやれ!
話変わってシュミットが人面マスクをはぎ取った瞬間、悪の頭領レッド・スカルになるのだが
気持ちわるっ
と呟いてしまうのは序の口で、キューブの力で燃え尽きてしまう自滅死に至っては
戦って死ねよ!!
と呆れ果てるばかり。
監督は盛り上げ所を知っておきながら、敢えて盛り上げなかったのか。
それとも単に盛り上げて面白くさせる演出の仕方を知らないだけなのか。
はたまたこれで十分「盛り上げた!」と悦に浸っているのか。
何にせよ、ビジュアルだけ良くても画は空っぽな、ど素人監督が撮った様なお粗末アクション盛り沢山。
まるでウーヴェ・ボルの作品を観ているかの様だった。
いや、まだウーヴェ・ボルの方が私を楽しませてくれるぞ、と。
ニック・フューリーが登場するラストも、『アベンジャーズ』に繋げる為に追加したと思われても仕方が無い強引さが更に安っぽさを引きずっている。
70年もの間、どうやって眠ってたんだよ??
2時間越えの尺を使っておきながら終盤が余りにもグダグダ、適当過ぎる。
オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)
関連作:
『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011)』(第1作)
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)』(第2作)
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)』(第3作)
評価:★★☆

12/02/23DVD鑑賞(新作)


レンタル開始日:2012-02-24
メーカー:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン