銀幕大帝α

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ダーティハリー2

2012年02月27日 20時38分56秒 | 洋画アクション
MAGNUM FORCE/73年/米/123分/犯罪アクション・サスペンス/劇場公開
監督:テッド・ポスト
脚本:マイケル・チミノ

出演:
クリント・イーストウッド…ハリー・キャラハン
過去出演作:『恐怖のメロディ』
ハル・ホルブルック…ブリッグス警部補
主な出演作:『クリープショー』
フェルトン・ペリー…アーリー・スミス
ミッチェル・ライアン…チャーリー・マッコイ
デヴィッド・ソウル…ジョン・デイヴィス巡査
<ストーリー>
サンフランシスコ警察殺人課のハリー刑事は相変わらず事件に明け暮れていた。そんなある日、完全武装した警官らしきグループによる、射殺事件が起きる。事件は以降も次々と発生。ハリーは独自捜査で犯人グループを探り出すが…。
<感想>
街に蔓延る悪党どもをこの世から消し去る為に自警団と化した白バイ警官が問答無用で射殺しまくる。
その事件を担当したハリーが、彼らに「ヒーローぶってはいるがやっている事は悪党と同じ」と真っ向から立ち向かっていくシリーズ第2弾。

真犯人捜しに首を突っ込み過ぎた事で、時限爆弾等で殺されそうになったハリーによる怒りの44マグナムが火を噴く!!

作品自体が社会派サスペンス調に成っている為、1作目と比べるとハリーの出番は割と少なく、またどっちかというとサブキャラに近いイメージ。
白バイ警官を軸にした話となっています。
それでも随所随所で良い仕事はしてますよ。

白バイ警官は一体誰なのかってのもミソ。
私はてっきりハリーの考えと同じく自殺騒動を起こした警官チャーリーなのかと思っていましたが。
それと最終的には白バイ警官‘たち’ってのが分かり、更に彼らを操る黒幕が存在した事も作品を盛り上げる意味では面白い展開になっています。

終盤での白バイとの長時間に渡るカー・チェイスは白熱したものになっており見応え充分。
カーブを曲がる度にキキキーと音を上げるアメ車。
銃で窓を撃ち破られようが、対向車と接触して車体が破損しようが懸命に逃げ回るハリー。
登り坂の切れ目をハイジャンプしていくスピード感。
手に汗握るシーンでありました。

自身の郵便受けに仕掛けられていた爆弾を、きっちり黒幕にプレゼントするラストも爽快。

やたらと女性にモテまくるハリーの刑事としての男前さが光る秀作。

序盤の見所、機長に変装したハリーがハイジャック機に乗り込み、出来もしないのに飛行機を操縦し、副操縦士から「操縦した事があるのか?」の問いにあっさりと「ないね」と答え、急ブレーキを踏んで犯人達をチョチョイと始末してしまう所はユーモアに満ちた必見シーン。

関連作:
『ダーティハリー(1971)』(シリーズ第1作)
『ダーティハリー2(1973)』(シリーズ第2作)
『ダーティハリー3(1976)』(シリーズ第3作)
『ダーティハリー4(1983)』(シリーズ第4作)
『ダーティハリー5(1988)』(シリーズ第5作)

評価:★★★☆
12/02/27VHS鑑賞(中古)
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コメント (4)
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