GRAVE ENCOUNTERS 2
2012年
カナダ/アメリカ
99分
ホラー
劇場公開(2013/02/09)

監督:ジョン・ポリカン
脚本:ザ・ヴィシャス・ブラザーズ
出演:
リチャード・ハーモン『ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート』
リアン・ラップ
ディラン・プレイフェア
ステファニー・ベネット
ショーン・ロジャーソン『グレイヴ・エンカウンターズ』
<ストーリー>
ある日“死の番人”を名乗る者から謎のメールを受け取った若手映像作家・アレックスは、「グレイヴ・エンカウンターズ」の真実を解明するべく、廃病院への潜入ロケを試みる。
-感想-
2012年
カナダ/アメリカ
99分
ホラー
劇場公開(2013/02/09)

監督:ジョン・ポリカン
脚本:ザ・ヴィシャス・ブラザーズ
出演:
リチャード・ハーモン『ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート』
リアン・ラップ
ディラン・プレイフェア
ステファニー・ベネット
ショーン・ロジャーソン『グレイヴ・エンカウンターズ』
<ストーリー>
ある日“死の番人”を名乗る者から謎のメールを受け取った若手映像作家・アレックスは、「グレイヴ・エンカウンターズ」の真実を解明するべく、廃病院への潜入ロケを試みる。


前作から10年後の設定になっております。
大ヒットした『グレイヴ・エンカウンターズ』は作り物なのか、それとも本当に起こった出来事なのか。
その真相を確かめるべく映画学校の生徒5人が例の廃病院へ潜入する。
前半30分はいらんだろって思う。
ハロウィンパーティでのドンチャン騒ぎとか、熟睡している男の顔に金玉載せて大喜びとかさ、アメリカの若者たちの低脳さを延々と見せられてもこっちは全く面白くも無い。
なんでこういうジャンル映画は前置きが長いんだろうね。
ほんと、さっさと本題に入って欲しい。
しっかしアレックス筆頭にどうしてこんなにも人間としてのレベルが低い馬鹿ばっかりなんだ?
馬鹿に同情の余地なし。
ギャーギャー騒ぎなら馬鹿面下げて廃病院に潜入しておきながら霊が出てくると今度はワーワー叫びながら逃げ惑う姿は滑稽としか言いようが無い。
罰当たりな奴らは死んでくれ。
前作のヒットで予算が増えたのかVFXは数段にパワーアップ。
だがこのパワーアップがかなり裏目に出ている。
モキュメンタリーホラーとして必要なノンフィクション感がさっぱりと失われちゃってるのだ。
巨大なトロールみたいな化け物が通路をドッカンドッカンと学生達に向かって突進してきたりと演出がオーバー過ぎて白けるのなんのって。
霊じゃなくて化け物なんて出すなよ。
こっちは純粋に怖がりたいのに苦笑いしか出てこない。
前作はまだ低予算なりのレトロ的なビックリ演出を多彩していただけにそこそこにビクッてなったけれど、これじゃ単なるお金のかかったモンスターハウスだよ。
唯一良かった点は前作と同じで例の如く廃病院が迷宮化となるんだが、スタッフの一人が通路を曲がって逃げ込んだ後を仲間が追いかけると壁になっていてそのスタッフの姿が消えていたり、一つのドアを何度も開け閉めしていると先が別の場所に変化してたりと視覚効果が優れていてそこは面白かった。
中盤辺りになると前作で行方不明になった「グレイブ・エンカウンターズ」の監督ショーンが10年間そこで生きていて若干キチガイになった状態で登場するのだが、ここからがもう演出がやり過ぎ。
霊の力で学生達が用意したビデオカメラ全てが宙に舞っているのだ。
その画がもうシュール過ぎて馬鹿馬鹿しいのなんのって。
挙句の果てには壁に穴が開き異次元空間が出没する有様。
もうこうなってしまってはモキュメンタリーホラーじゃなく普通のB級ホラー。
いきなり頭がおかしくなるアレックスが取る行動も意味不明。
「君は僕が必ず助け出してあげるよ」
あの言葉は何だったのか。
中盤までの展開が許せてしまう程のアホ臭さ全開な終盤はマジで酷過ぎ。
そういや冒頭でアレックスが「グレイブ・エンカウンターズ」という作品は4点満点中で1点と酷評しまくっていたが、私から言わせればこちらの方がその評価に相応しいんじゃねぇですかね。
こういうのはシンプルな演出が一番やのに、前作の成功で味を占めて欲が出てしまったが為にモキュメンタリーとしてのリアルに欠けてしまった完全な失敗作。
評価:★★

13/03/02DVD鑑賞(新作)


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レンタル開始日:2013-03-02
メーカー:インターフィルム
オフィシャル・サイト(日本語)
関連作:
『グレイヴ・エンカウンターズ(2011)』(第1作)
『グレイヴ・エンカウンターズ2(2012)』(第2作)