銀幕大帝α

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アルゴ

2013年03月15日 21時36分58秒 | 洋画サスペンス
ARGO
2012年
アメリカ
120分
サスペンス
劇場公開(2012/10/26)



監督:ベン・アフレック『ザ・タウン』
製作:
ベン・アフレック
ジョージ・クルーニー

出演:
ベン・アフレック『ザ・タウン』・・・トニー・メンデス
ブライアン・クランストン『ジョン・カーター』・・・ジャック・オドネル
アラン・アーキン『チェンジ・アップ/オレはどっちで、アイツもどっち!?』・・・レスター・シーゲル
ジョン・グッドマン『レッド・ステイト』・・・ジョン・チェンバース
ヴィクター・ガーバー『ザ・タウン』・・・ケン・テイラー
テイト・ドノヴァン・・・ボブ・アンダース
クレア・デュヴァル『実験室KR-13』・・・コーラ・ライジェク
スクート・マクネイリー『モンスターズ/地球外生命体』・・・ジョー・スタッフォード
ケリー・ビシェ『レッド・ステイト』・・・キャシー・スタッフォード
クリストファー・デナム『シャッター アイランド』・・・マーク・ライジェク
カイル・チャンドラー『SUPER 8/スーパーエイト』・・・ハミルトン・ジョーダン
クリス・メッシーナ『デビル』・・・マリノフ
タイタス・ウェリヴァー『崖っぷちの男』・・・ジョン・ベイツ
シェイラ・ヴァンド・・・サハル
マイケル・パークス『スモーキン・エース2』・・・ジャック・カービー
ロリー・コクレイン・・・リー・シャッツ

<ストーリー>
79年、イランのアメリカ大使館が過激派に襲撃され、6人が人質となる。何とか脱出した彼らは大使の家に隠れるが、CIAの人質奪還のプロ・トニーは驚くべき作戦を実行する。

この《実話》は、フィクションよりも大胆

-感想-

アカデミー賞作品とは余り相性が良くない。
これまでも多くの受賞作は積極的に観た事が殆どない。
けどベン・アフレックが監督した過去の2作品は割りと好きだ。
なので後者を優先して借りて観た。

史実に基づく内容だけに、こういう歴史的大事件が本当に起こったんだなと興味津々に観る事は出来た。
イランからの脱出の為だけに用意された映画『アルゴ』の擬似スタッフを装い、6人をアメリカ本土へ連れ帰るという奇想天外な計画にも惹かれた部分は大きい。
(偶然TVで観た『最後の猿の惑星』にヒントを得たという裏話も実に興味深い)
映画好きな私は映画をネタした話に弱いのだ。

率直に書くとかなり面白い作品ではある。
ただ派手な場面は無く会話で成り立っている作品なので若干ダレてしまうのは否めなかったが、その中においてもしっかりと緊張感は味わえた事は確か。
それが最高潮に達するのがクライマックスでの空港からの脱出劇であり、あそこでのスリル感は本当に半端なかった。
あれ程の危機的状況を上手く乗り切れた事には奇跡を感じたが、幾つもの間一髪的回避には自然と私の手にも力が入り、胸のドキドキは高ぶるばかり。

「当機はイラン領域を抜けました」

この機内アナウンスが流れた瞬間での6人の笑顔と互いを抱擁し合う姿に、私自身も自然と安堵の溜息が漏れ、一気にそれまでの緊張感から解放される快感にも似た心持ちに満たされた事は言うまでもない。

エンドロールにて当時のイランの革命写真と、作戦に関わった人たち、助け出された6人本人の写真が映し出されるのだが、劇中で描かれたものそのままだった事には驚きを抱かされる。
ベン・アフレックは細部に渡って忠実に再現したんだなと大いに感心させられた。
そういった意味でも本作はかなり完成度は高い。

この作品に対してイラン政府側は真実と違うとかなりお怒りのようで。
ならばイラン側の『アルゴ』を作れば良いではないか。
それはそれで観てみたい気もする。

‘アルゴ計画’としての士気を高める合言葉、それは・・・。
さぁ皆も一緒に
「アルゴ、くそ食らえ!!」

評価:★★★★
13/03/14DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-03-13
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ

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コメント (26)
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