THE WOMAN
2011年
アメリカ
104分
ホラー
劇場公開(2012/10/20)

監督:ラッキー・マッキー『MAY -メイ-』
原作:
ジャック・ケッチャム『ザ・ウーマン』
ラッキー・マッキー
脚本:
ジャック・ケッチャム
ラッキー・マッキー
出演:
ポリアンナ・マッキントッシュ『襲撃者の夜』
ショーン・ブリジャース
アンジェラ・ベティス『ツールボックス・マーダー』
<ストーリー>
妻と子供たちと平凡に暮らしていた弁護士・クリスは、趣味であるハンティング中に森で見つけた野生の女を家の倉庫で飼育すると宣言する。だが、女は人喰い一家の生き残りだった…。
捕らえ、監禁し、飼育しようとした女は
――人喰い女だった?!
-感想-
2011年
アメリカ
104分
ホラー
劇場公開(2012/10/20)

監督:ラッキー・マッキー『MAY -メイ-』
原作:
ジャック・ケッチャム『ザ・ウーマン』
ラッキー・マッキー
脚本:
ジャック・ケッチャム
ラッキー・マッキー
出演:
ポリアンナ・マッキントッシュ『襲撃者の夜』
ショーン・ブリジャース
アンジェラ・ベティス『ツールボックス・マーダー』
<ストーリー>
妻と子供たちと平凡に暮らしていた弁護士・クリスは、趣味であるハンティング中に森で見つけた野生の女を家の倉庫で飼育すると宣言する。だが、女は人喰い一家の生き残りだった…。
捕らえ、監禁し、飼育しようとした女は
――人喰い女だった?!


何でこんな森深き場所に人喰い女が居て、しかも大怪我を負っているんだ?
詳しい説明も無く唐突に始るオープニングなので人によっては戸惑いを見せるかもしれない。
ただこれだけは解って欲しい。
本作は前作『襲撃者の夜』の続きだってことを。
レンタル店にも置いてあるので未見の方はそちらから観た方がより入り込み易いかな。
食人女役は『襲撃者の夜』に続いて同じくポリアンナ・マッキントッシュ。
膨よかな胸とボカシなしのヘアをオールヌードで披露してくれます。
獣の様な言葉も話せない汚い女を普通の女性の様に生まれ返させる目的で監禁・飼育始めた一家の主・クリス。
しかし本当の目的は綺麗になった女を性のはけ口にする事だった。
親父も親父なら、息子も同類でして。
この男二人が最低最悪で不快極まりない。
妻と娘も居るが言葉と力の暴力で完全に親父の言い成り状態。
反抗的な態度を見せるものならサンドバッグ並にパンチラッシュを浴びせる有様。
終盤、長女の妊娠を疑う女教師が家を訪ねてくるが、ここでも親父は教師に対して威圧的に言葉で責め、そして引きずり回した挙句に納屋に居た犬と“それ”に襲わせ、喰わせる!
“それ”に関してはまさかそんな生き物がそこに居ようとは予想にも出来ずかなり驚かされる事必至。
それ”を含め、女性は皆、親父に飼育されていたという裏の秘密がこうして暴露された訳だが、息子と一緒に笑みを浮かべながら教師が喰われる全てを見届ける姿が憎たらしいというか腹が立つ。
兎に角女性軽視が酷く、そんな描写が多い為に気分が悪くなってくるのだが、教師が“それ”に襲われているシーンと同時進行で長女が食人女を解き放ってしまう!
ここの描き方がワクワクさせる程の秀逸さで、教師の姿がどんどん酷くなっていくのに、長女は食人女の鎖を外すのに手間取っちゃって、そのモタモタ加減に良い意味で苛々してきて自然と「早くしろよ!」という気持ちが高ぶってしまうのだ。
そして待ちに待った瞬間。
遂にキターというこのワンショット!

姐さん、殺っちまって下さい!!
鑑賞者の鬱憤を代りに晴らしてくれるかの如く一種の楽しみ的な感覚にも陥る痛快なリベンジシーン。
それまでが非道極まりない展開だっただけに、もうここで味わうカタルシスは半端なかった。
ただ欲を言えばもう少しじわじわと痛めつけて欲しかったかも。
ちょっとあっさり加減の復讐だったかしら。
ま、でも胴体真っ二つにされる様に、臓物抉り出されて喰われる様にザマァwwってはなったけどね。
観る者をある程度不快にさせるだけさせて逆襲という方法で一気に高揚感を持たせるラッキー・マッキー監督の演出方法は上手い。
前半=不快
後半=愉快
ポリアンナ・マッキントッシュさんの食人女成り切りぶりも見事でした。
流石鬼才ジャック・ケッチャム。
何時もながらの問題作ですけど、面白いのを書く人ですよ。
評価:★★★☆

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レンタル開始日:2013-03-08
メーカー:エクリプス
オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)
参考:『襲撃者の夜』