銀幕大帝α

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ポリス・ストーリー/レジェンド

2014年11月05日 23時48分19秒 | 亜細亜サスペンス
警察故事2013/POLICE STORY 2013
2013年
中国
110分
アクション/サスペンス
劇場公開(2014/06/06)



監督:
ディン・シェン
『ラスト・ソルジャー』
脚本:
ディン・シェン
出演:
ジャッキー・チェンジョン・ウェン
リウ・イエウー・ジアン
ジン・ティエンミャオ
クーリー・ナザーシャオウェイ
リュウ・ハイロンファイター
シュウ・シャオオーウェイ・シャオフー
ユー・ロングァン隊長



<ストーリー>
ベテラン刑事のジョンは、半年ぶりに会う娘・ミャオらと共に爆弾の仕掛けられた建物に閉じ込められてしまう。事件の首謀者・ウーは、警察にある取り引きを持ち掛けるが…。

-感想-

オープニングからして暗い形で入ってきたので、

あれ?らしくない・・・

と思って観ていたら、その予想通りにジャッキー映画にしてはコメディ色が一切皆無のシリアスなサスペンスドラマでした。
なのでジャッキーの吹き替えを担当されている石丸さんの声も何時も通りでは無く、かなり抑え気味で喋られています。

とある建物を舞台にした、他所への移動が殆ど無い限定空間内での話。
ジャッキーを始め、ある一定の人物が意図的に集められ、復讐者が彼らに過去の真実を聞き出そうとします。
唯一の肉親であった妹の死の真相です。
復讐者であるウーは妹が薬局で殺されたと思い込んでいるのです。
だが、その場に居た者達の証言で本当に起きた出来事が語られる事により、真の悪人は誰なのか、それが最後にウー自身が知るのです。

薬局で起こった出来事を中心に、他にもジャッキーの過去など、多くの重要な描写が回想シーンとして登場しますが、そこでカーアクションや、カンフーアクション等が観られますので、ジャッキーのアクションが観たいと思っている方は御安心下さい。

ただ、本作はあくまでもサスペンス作品。
アクションよりも濃密に展開されるドラマに堪能して貰いたい。
内容はかなり重たいですけど、見応えのある無駄の無いストーリーになっていますよ。

「誰一人とも殺さないし殺させない」

ジャッキーの熱い演技を最後までじっくりと見届けて欲しいです。
特にハイライトシーンとなる地下鉄内でのウーとの対決は必見。

娘を失う位なら自分の死を選ぼう

そう堅く決心し、自らウーの指示に従い銃口をこめかみに当て引き金を引く、そこに居るのは最早唯のベテラン刑事では無く一人の娘に対しての愛情と懺悔を込めた父親としての選択。
感動される事、間違いなし!

最初から最後まで暗く重たく人の愛に対しての慈悲を問う物語なので、心はどんよりとしてしまいますが、お約束のエンドロール中でのNGシーン集で幾分かは気持ちは和らぐのが救いかな。
でも、脚本、演出も含め良い作品ではあります。
ベテラン刑事らしく、ジャッキーがここはこうしたらああなる、と先に起こり得る事を予測するシーンが好きです。
本作を観て一安心。
我等がジャッキー、まだまだアクションも出来ますし、「アクション引退宣言」を撤回してこれからも続けて欲しいですね!

評価:★★★★
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コメント (6)
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