銀幕大帝α

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渇き。

2014年11月20日 21時19分47秒 | 邦画サスペンス
2014年
日本
118分
サスペンス/ミステリー
R15+
劇場公開(2014/06/27)



監督:
中島哲也
『告白』
アニメーション制作:
STUDIO4℃
原作:
深町秋生『果てしなき渇き』
脚本:
中島哲也
出演:
役所広司藤島昭和
小松菜奈加奈子
妻夫木聡浅井
清水尋也ボク
二階堂ふみ遠藤那美
橋本愛森下
森川葵長野
高杉真宙松永
國村隼辻村医師
黒沢あすか桐子
青木崇高咲山
オダギリジョー愛川
中谷美紀東里恵



<ストーリー>
失踪した娘の行方を追う元刑事のロクデナシ親父が、次第に明らかとなる娘の裏の顔と闇の交友関係に翻弄され、狂気と怒りで大暴走していくさまを、スタイリッシュかつ過激な映像表現満載に描く。(allcinemaより抜粋)

愛する娘は、
バケモノでした。


-感想-

昭和っぽい雰囲気を匂わすタイトルロールは好みだけども・・・。
どうにもこういう“恫喝”と“怒号”だけで話を進めていく作品は苦手だぁ^^;

題名の「渇き。」は薬物依存症による喉の渇きとかそういう意味が含まれているんだろうけど、作品を観た私の印象としては「渇き」というより「喚き」の方が相応しいのでは?と、そう思ってしまう程で、兎に角全編通して誰かしらが大声で叫んでいるので気が滅入りそうになった。

役所広司を中心に、その誰もが爆発させている狂いっぷりの熱演には素晴らしさを抱かされるけれども、流石にこんなシーンばかりが続くと、観ていてしんどくなるよ。

放送禁止用語に該当する「キチガイ」という単語は出てくるし、「クズが!」「クソが!」と、もう汚い台詞ばっか(笑)。
加え、イジメやウリ、シャブ、強姦、ロリコン変態親父と危なっかしい映像盛り沢山。

話の軸は消えた娘を探す元刑事という単純なものなのだが、中島哲也監督らしいハイポップな演出を前面に押し出しつつも、暴力的な描写をちょこちょこと挿入してくるが為に、明と暗がごっちゃ混ぜになった表現効果に頭がクラクラしてきて、正直早く終わらねぇかなぁと(苦笑)。
ある意味、過激な映像を組み合わせたアート的な作品として観ると良いかもだが、私自身としてはこの独特な世界観は合わなかった。

結局の所、親が親なら子も子という事で、こうなるのも当たり前の自業自得やん!と誰にも感情移入出来ぬまま映画は終了。

頭の回転の良さと美しき容姿で他人を魅了し、その魅了された人間の人生を無茶苦茶にする悪魔の女・加奈子。
果たして彼女は何処に行ってしまったのか。
ヒントはこの画像の中に隠されています。


復讐が彼女を変え、暴走に歯止めが利かなくなってしまったのか。
それとも、父のどす黒い血だけが引き継がれ性格を歪めてしまったのか。

私としちゃぁ、もうどうでもええわ、って感じですけどね(笑)。

評価:★★★
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女子ーズ

2014年11月20日 02時18分27秒 | 邦画コメディ
2014年
日本
97分
コメディ/特撮
劇場公開(2014/06/07)




監督:
福田雄一
『薔薇色のブー子』
脚本:
福田雄一
オープニングテーマ:
浪川大輔『女子ーズのテーマ』
出演:
桐谷美玲女子・レッド/赤木直子
藤井美菜女子・ブルー/青田美佳
高畑充希女子・イエロー/黄川田ゆり
有村架純女子・グリーン/緑山かのこ
山本美月女子・ネイビー/紺野すみれ
大東駿介成瀬輝彦
安田顕皆川
岡田義徳課長
黄川田将也イケメン
皆川猿時道明寺公彦
きたろう砧博士
佐藤二朗チャールズ



<ストーリー>
苗字に“色”が入っているという理由だけで司令官・チャールズの下に集められた5人の女子が、戦隊“女子ーズ”として怪人との戦いに挑む。

選ばれし5人の女たちが揃ったとき
最強の戦隊が誕生する!
が、なかなか揃わない。
なぜなら女子とは、そういうものだからである…


-感想-

苦笑いが生まれる位にめっちゃ緩~い、特撮ヒロイン映画です(笑)

司令官に選ばれし女子5人。
いきなり「今日から君たちは日本を守るヒーローだ!」
と言われても困惑するだけ。
だって、彼女等にはバイトなり正社員なりの“本職”があるから。
最初は嫌がった5人だが、レッドの決断に渋々従ってそれぞれの仕事と掛け持ちしながら、日々侵略してくる怪人と戦い続ける。

だがある日、そのレッドが仕事を優先して戦いの場に現れなかった。
呆れた4人は、今度は自分達が戦いの参加を放棄。
レッドは司令官に怒られ、説得されて、使命感を呼び戻し再び戦いの場に参上するが、仲間の4人は当然ながら駆けつけなかった。

ストーリーを楽しむというよりも、レッドが仲間の元へ行って「もう一度一緒に戦おう!」と頭を下げて頼み込む姿をニヤニヤとしながら観る映画。

歩道橋のシーンだけで何分費やすんだよwってな程に可笑しさ全開の長い“間”があったり、ブルーを呼びに行った際には彼女は漫画喫茶で「20世紀少年」を読み漁っていたのだが、「ともだち」は誰なのかを知りたくて中々その場を動こうとせず、「ともだちの正体を知るまでは行かない」という言葉にレッドが「ともだちは私達です」と頓珍漢な事を笑みを浮かべながら答えたり。
グリーンに至っては彼女は劇団員なのだが、与えられた役が「森の木B」。
この役は私にしか出来ない!と渾身の森の木Bの演技をレッド達に見せるも、皆してポカーン(この時の架純チャンの髪型がとても私好み)。
「これって、必要ですか?」と団長に尋ねると「いや、別に」と言われて、今までほわ~んとした感じだったグリーンがブチ切れる様なんて滑稽、滑稽ww
普段は大人しくても女子は怒らせたら怖いよ!ってかw

とまぁこんな感じで、怪人と戦うシーンよりも、女子ならではの恋や仕事に振り回される姿や、他愛の無いトークをひたすらお笑い要素を含めて描いているだけなので、きっぱりと言うと、可愛い5人の女優さん達を90分間眺め続けるだけに留まった作品でしょうな(笑)。
男子諸君には受けが良いかもだが、女性客の反応はどうだろうなぁといった感じ。
これが、「男子ーズ」なら女性の方にウケるかも。
男性は「女子ーズ」を、女性は「エイトレンジャー」を!
この結論でエエでしょw

因みに5人集まると、必殺技が出来ます。
朝から夕方まで5人が集まるのを待ってくれた怪人を一瞬で倒してしまう程の無慈悲なw超強力必殺技でございます。
ラストには巨大ロボが登場し、巨大化した怪人をポコポコ殴っていましたが、その時激しい動きに耐え切れずロボの一部の部品?がポロッと落ちてやんのw
やわな作りに吹き出したw(製作班手抜き過ぎww)
最後の最後まで緩々な作品でありました(爆)。

今作の守って欲しい美女&守ってあげたい美女図鑑

レッド役の桐谷美玲チャン。
バリバリのキャリアウーマンで自分にも他人にも厳しい女性役でもあります。


彼女が最初に「女子ーズ」になる事を引き受けるのに、後には最初に本職を優先して怪人退治に不参加した為に他メンバーから反感を買う羽目に。
心を入れ替えたレッドは変身したままの姿で仲間を集める為に街中を走り回る。

仕事一筋なのか「20世紀少年」の漫画を知らないw
そういえばブルーは「20世紀少年」が実写映画化されたのを知らなかった。
レッドに任命されただけあって責任感が強いので、オラ彼女に守って欲しいな。

こちらは守ってあげたくなる私の大好きなグリーン役の有村架純チャン。

司令官に初めて呼び出された時は、終始ニッコニコしていてメッチャ可愛いの。

劇団員役だからでしょうけど、演技が物凄くオーバーリアクションw
(それがまた可笑しい(笑))

ウミウシをやらされるシーンは良い意味でビックリした。
架純チャンがそんな事までやる!?ってw
「モォーーー!」ですよ(笑)
緑山、ウミウシは泣かないんだ・・・by団長

「女子ーズ」ではレッドの次、二番手の位置に立つのかな。
「わたし、何事にも全力で頑張ります!」てな姿勢が時には空回りしていて、そこにまた可愛さを抱かされちゃう、そんな架純チャンが愛おしくて堪らないっ!

評価:★★★
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