OPEN GRAVE
2013年
アメリカ
102分
サスペンス/ミステリー/ホラー
劇場公開(2014/06/14)

監督:
ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
『オープン・ウォーター 第3の恐怖』
出演:
シャールト・コプリー
トーマス・クレッチマン
ジョシー・ホー
ジョセフ・モーガン
エリン・リチャーズ
マックス・ロッツリー

<ストーリー>
死体に埋め尽くされた穴の中、記憶喪失状態で目覚めた男。男は近くに建物を見つけ、そこで3人の男とふたりの女に出会うのだが…。
全・世・界・感・染
記憶のない6人は生き残れるか
-感想-
2013年
アメリカ
102分
サスペンス/ミステリー/ホラー
劇場公開(2014/06/14)

監督:
ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
『オープン・ウォーター 第3の恐怖』
出演:
シャールト・コプリー
トーマス・クレッチマン
ジョシー・ホー
ジョセフ・モーガン
エリン・リチャーズ
マックス・ロッツリー

<ストーリー>
死体に埋め尽くされた穴の中、記憶喪失状態で目覚めた男。男は近くに建物を見つけ、そこで3人の男とふたりの女に出会うのだが…。
全・世・界・感・染
記憶のない6人は生き残れるか


邦題にある「感染」で既にネタバレ。
もうこの時点でこの作品がどういった内容のものなのか薄々と気付く。
‘記憶を失った6人’とあるが正確には1人だけ記憶あり。
言葉が通じない為に意思疎通が全く出来ないだけというのが分かる。
カレンダーを指差し「18日」に何かがあると訴えるのだが言語が理解出来ないので伝わらない。
では何故他の5人には記憶がないのか。
主人公となる男は感染者の襲撃を受け、死体置き場の穴の中に落下。
傷を負った為に、感染を防ぐ意味で持参していた注射を自らに打つのだが、この注射を打つ事で感染予防は出来る見返りにどうやら一時的な記憶喪失を伴うようだ。
主人公に関しては納得できた。
しかしその他の4人にも記憶が失われている事が理解できない。
1人の男はそれとなく主人公に注射を打たれ記憶を失った「患者」というのが明かされるので多少の納得は出来るものの、じゃあ残り3人は何故?としか思えないのだ。
仮に自分で注射を打ったとしても、何の意味で?という疑問しか沸かないし。
序盤、主人公が目を覚まし、とある一軒家に辿り着くと例の5人が居る。
「お前たちは誰だ!俺は誰だ!」
と銃を構え言い争っている最中に、若い男が突然全身を激しく痙攣させながら床の上で苦しみ始める。
これも一体、何の意味があったのかさっぱり分からない。
何かの伏線に繋がるのかと思っていたが、これ以降同じ発作は一切起こさなかった。
1人を除き、5人全員が記憶が無い為に彼らは何者なのか、その謎を探る意味ではある一定の緊張感を持たせて観させてくれる。
結果が知りたい、と思わせてくれるので、こういった形の導入部分はアリだろう。
だが、話が進むにつれて、真相がどうにもはっきりとしない為に‘成る程’と感じず、疑問点ばかりが生まれてしまう。
ラストには全員、記憶が戻るのだが、そこだけを観ると、これは単に言語が通じなかった人物が作品の世界でどれだけ重要な人物だったのかを、「記憶喪失」という壁を作って隠していただけに過ぎず、そのオチを見せたいが為にこんな疑問符だらけの薄っぺらい話で引っ張ってきたのかと、脚本の拙稿さにダメ出ししたくなる感情に芽生えてしまった。
はっきり言うと導入部分とラスト部分だけ観れば十分な作品なのだ。
途中の展開がまるで要らない、必要が無い。
感じる事は人それぞれだと思うけれど、私は無意味で無駄な中盤に付き合わされちゃったな、と。
評価:★★☆

14/11/16DVD鑑賞(新作)



にほんブログ村
レンタル開始日:2014-11-05
メーカー:エイベックス・ピクチャーズ
オフィシャル・サイト(日本語)