銀幕大帝α

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オール・ユー・ニード・イズ・キル

2014年11月17日 20時48分56秒 | 洋画アクション
EDGE OF TOMORROW
2014年
アメリカ
113分
SF/アクション
劇場公開(2014/07/04)



監督:
ダグ・ライマン
『ジャンパー』
製作総指揮:
ダグ・ライマン
原作:
桜坂洋『All You Need Is Kill』
出演:
トム・クルーズウィリアム・ケイジ
エミリー・ブラントリタ・ヴラタスキ
ビル・パクストンファレウ軍曹
ブレンダン・グリーソンブリガム曹長
ジョナス・アームストロングスキナー
トニー・ウェイキンメル
キック・ガリーグリフ
フランツ・ドラメーフォード
ドラゴミール・ムルジッチクンツ
シャーロット・ライリーナンス



<ストーリー>
謎の侵略者の攻撃で滅亡寸前となった世界。同じ日を無限に繰り返すループ能力を持つ戦闘能力ゼロの兵士・ケイジは、最強の女兵士・リタから徹底的に鍛えられる。

日本原作、トム・クルーズ主演。

-感想-

死んでは戦い、死んでは戦い、それの繰り返し。
同じ時間を何度も行くので、自分がどうやって死ぬのかを知る事が出来る。
それ故に、次はどうそこでの窮地を突破出来るのかが前もって計算し得る。
もしその考えが間違いで失敗したならば、もう一度違う事を試せば良いのだから。

繰り返し同じ場所で戦う事により、敵の動きも読めるので次第に戦闘能力も向上していく。
あれだけ戦地経験ゼロだった男が、あれよあれよという間に立派な戦士へと成長していく過程が面白い。
「いやだぁ・・・僕、そんな所、行きたくないよぉ~~~」
怖さと緊張で汗びっしょりになり、顔面蒼白、途中逃げ出そうとしたりする、何処か挙動不審なトムクル初期の姿が滑稽だった。
そんな男が最後には部隊の中心的な人物になるんだもんな。
いかに戦場では経験、時には運が大事かを、トムクル演じるケイジを観ていたらはっきりと確かめられる。
そりゃあ勿論、訓練も大事だけどね。

まるでゲームオーバー有りきのアクションゲーム、又はアドベンチャーゲームを観ているかのようなノリの作品。
一度死んで、じゃあ、あそこはああすればクリア出来るんだなというゲームプレイヤーの決意を込めた新たな再戦を、トムクルが代わりに映画の中でやってくれている。
色んなゲームで何度もゲームオーバーを体験し、苛々しながらも、気力で再チャレンジした事があるユーザー諸君ならば、この主人公の心持には多少なりの共感を抱く事が出来得るかもなので、ゲーム好きならば特にこの映画の世界に入り込めるのではないだろうか。

トムクルが観念して死ぬ場面は、ゲームプレイヤーが「あぁ!やっちまった!!」とコントローラーを思わず放り投げてしまう行為と非常に似ていて、妙に楽しい。
何かゲーム好きにしか楽しめないような事をずらずらを書いてしまったが、決してそうではない。
映画ファンにも十分楽しさを提供してくれる、立派な娯楽作になっていますよ。

軍人がパワードスーツを着込んで徒歩移動する時の全身動作のぎこちなさ。
何処と無く手足にわっかを付けられた囚人が歩いている様に見えたのは私だけか?(笑)
余りにも何度も死ぬので、一番最初ってどうやって死んだんだっけ?と観直したのも私だけだろうか?

評価:★★★★
14/11/17DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-11-12
メーカー:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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スイートプールサイド

2014年11月17日 02時41分58秒 | 邦画ドラマ
2013年
日本
104分
青春/ドラマ
劇場公開(2014/06/14)



監督:
松居大悟
『アフロ田中』
原作:
押見修造『スイートプールサイド』
脚本:
松居大悟
主題歌:
モーモールルギャバン『LoVe SHouT!』
出演:
須賀健太太田年彦
刈谷友衣子後藤綾子
落合モトキ二宮先輩
荒井萌坂下麻衣
太賀三村崇
井之脇海中山先輩
谷村美月北友里子
木下隆行高倉先生
利重剛後藤重雄
松田翔太太田光彦



<ストーリー>
毛が生えないことに悩む高校1年生・太田年彦は、同じ水泳部の毛深い女子・後藤綾子を羨ましく思っていた。そんなある日の放課後、太田は綾子からとんでもないお願いをされてしまう。

わたしの毛を…剃ってくれない?

-感想-

スマン。
正直に書くとエロい気持ちで借りてしまった。

期待を裏切らないエロさだった(笑)
そうなんだよ。
私も水泳部だったから良く分かるのだが、部活中の女子の水着にはエロさは感じないんだよな。
でも、全然関係無い所でいきなり水着姿になってくれると無茶苦茶エロチズムを抱いちゃうんだよ。
(実経験有り。詳しくは書かない。私だけの思い出。)
本作で言うと、河川敷の橋の下での後藤綾子のブルーの水着姿。
これはヤバイ。
私ならエロ感情が抑えられなくなって押し倒してしまうかもしれない。(いや押し倒している、きっと)。

しかもその姿で「私の毛を剃って」だよ?
欲情爆発もんだろ、え!?

太田クンが気持ちをひたすら違う方向に向けて、一心不乱に彼女の悌毛を手伝う。
ここでの太田クンの妄想と戦いながらの悌毛姿がやたらと笑える。
良く我慢して最後までやり遂げたなぁと感心していたら、家に帰ると「綾子!綾子ぉ!」と変態行為炸裂。
まさか、剃った毛を持ち帰るとはww
流石に私はそこまではやらないよ(←嘘付け)。
仮に持ち帰ったとしても、食べないよww

でも、あんな可愛い子の毛だもんな、同じ男として太田クンの突如芽生えた恋心には理解し得る。
直接肌を触った感触を思い出し、物思いに耽るのも分かる。
けど、食べちゃダメだw
変態の度が過ぎている。
毛をコレクションしちゃう所は許そう。
何故なら私もやりそうだからだ(爆)。

とまぁ何かエロと変態の映画みたいだが、実際には結構切ない青春もの。

好きなのに、彼女は振り向いてくれない。
毛は剃らしてくれるのに。
しかも突然、「もう太田クンには頼まない」と距離を置かれてしまう。
何故なら彼女には別に好きな男が居たから。
そしてそれとは別に太田クンを好きな女子が二人仲良く悌毛している所を見つけ、その姿の写メを撮られて脅されていたからだ。

あれだけ親密にしていた好きな女の子から急に素っ気無い態度を取られたら、男なら気がおかしくなるのも当然(これ私も経験あるからすっげぇ分かる)。
すんなりと引き下がるか、それともしつこく彼女を再び自分の元に呼び寄せる為にアタックし続けるか。
太田クンが取った行動は後者。
ただしつこくアタックするだけでも十分ストーカー紛いなのに、太田クンが抱く想いは高速にエスカレートしていき、遂には劇薬を使ったテロ行為に及ぼうとする。
同時に、彼女を捕まえ「アソコの毛も剃らせろ!」と悌毛テロにまで発展。
ここでの太田クンもとい須賀健太の暴走っぷりを体全体で表現させた迫真の演技が素晴らしい。
俳優としても演技派としても立派に成長したな、と褒めたくなる様な熱演だった。

怒りで熱した頭は水でも被って冷やせとは良く言うけれど、2人はもみくちゃになった挙句にプールの水に落下。
太田クンはハッと我に返るのだった。

この後にずぶ濡れになった2人は朝日が昇る中、トボトボと歩を進めるのだが、途中太田クンがさり気に綾子の手を握ろうとするも拒否。
切ねぇ~~~。
何気ないシーンの様に見えるかもしれないが、太田クンにとってはここまでしても彼女には自分の想いが届かなかった訳で、男・太田、無念!と思わされる意味でもこのシーンは切なさを抱かせる絶妙な演出になっていたんじゃなかろうか。

結局の所、この一件以来、2人の距離はまた縮まったのか、そうでないのか。
「じゃあ私が、剃ってあげる」
綾子のラストの言葉にその答えは隠されているんじゃないかな。

エロ目的で借りた作品だったけれども、悌毛というフェチ要素を含めつつ、高校生男子の淡い恋心に失恋という挫折も交え、努力も時には無駄にはならないという希望の光も薄らと感じさせてくれて、いやいや、これはかなり役者の演技と展開のユニークさに優秀さを抱かせる青春作品になっていましたね。
こういう風変わりな設定の作品は好きだなぁ。
観客を展開に引き込ませる上では脚本の良し悪しも重要になってくるけれど、今作の脚本は見事にそれをクリアしているし、何より須賀健太の演技が最高だった事で作品がビシッと引き締まり、質の高さを更に上乗せしていて、とても楽しませて貰いましたよ。

今作の彼女なら私も悌毛したい図鑑

ヒロイン後藤綾子役の刈谷友衣子チャン。
以前鑑賞した『中学生円山』で既に図鑑入り。
腋の毛を剃られる時の表情が超エロい。
そりゃ太田クンも股間が膨らむわ!てなドキドキな顔を見せてくれます。
こんな可愛い子の毛なら持ち帰りたくもなるわな(笑)。

評価:★★★★
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レンタル開始日:2014-11-05
メーカー:松竹

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