銀幕大帝α

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最強のふたり

2013年03月24日 22時13分29秒 | 洋画ドラマ
INTOUCHABLES/UNTOUCHABLE
2011年
フランス
113分
コメディ/ドラマ
PG12
劇場公開(2012/09/01)



監督:エリック・トレダノ
脚本:エリック・トレダノ
出演:
フランソワ・クリュゼ・・・フィリップ
オマール・シー『ミックマック』・・・ドリス

<ストーリー>
車椅子生活を送る大富豪のフィリップは、介護者面接にやって来た場違いな黒人青年・ドリスを採用する。何もかもが正反対のふたりだったが、やがて互いを受け入れ始め…。

さぁ、人生に繰り出そう。

-感想-

凄く素敵な映画でした。
観ている私もクリーンな気持ちになると云うかね。
フィリップとドリスの厚い友情、深い絆にほっこりさせられちゃったなぁ。

私はねフィリップは介護人を募集はしていましたが、それは表向きな事だけであって、本当は心から冗談を言い合える、笑い合える

友達

が欲しかったんじゃないのかなぁと思ったんですよ。

それがドリスだったんだろうねぇ。
障害者を障害者として扱わない厚かましい態度にピンときたんだろうね、面接時に。
その後彼の人柄と性格を知るうちにどんどん波長が合って来たのでしょう。
もうどこからどうみても障害者と介護人という間柄に見えない。
ようやく見つけた信頼し合える最高の友人。
怖いもの知らずな所が正に“最強のふたり”。

ドリスがフィリップに吐く言葉は他人が聴くと酷いかもしれないけれど、フィリップ自身は悪意に感じていない。
毒気はあるけれど、全てにユーモアが含まれている。
「こいつ、言いたい事言いやがる!」
一瞬はそう感じるけど自然とドリスの笑顔あっての毒舌に、釣られてフィリップにも笑みがこぼれてしまう。
気兼ねする事無く何でも思った事、感じた事をそのまま呆気らかんと言って来るドリスが本当に友達として好きで好きで仕方がないんだろうなって。

だってさ、彼が辞めた後のフィリップの落ち込み様ったら半端無かったじゃない(笑)。
大切なおもちゃを奪われてしまった子供みたいだった。

そんなフィリップの元にドリスが「やぁ、どうした!」と帰って来る。
夜のハイウェイでの暴走ドライブで見せる楽しそうな顔、髭剃りの時に見せるフィリップの嬉しそうな顔ったらもう。
私までハッピーな気分になりますわ。

後半に向けて感動がじわじわと来る。
ドリスが最後にフィリップに対して取った粋な計らいには彼にしか出来ない優しさを感じさせられて一気にブワッてなってしまった。

(´;ω;`)ブワッ←分かるかな私の気持ち

そこで流れる音楽がまた涙を更に大きく誘うんだよね。

この作品は映画ファンなら是が非でも観て戴きたい。
因みにDVDには視覚障害者用に音声ナビも収録されています。
だからそういった意味でも色んな人に観て(聴いて)欲しいです。
温かい友情に乾杯。
心地好い感動を味合わせてくれた作品に大感謝。

ハリウッドでのリメイクが決まったようですね。
毎度の事ながら不安を募らせますが、主役2人のキャスティングにはコリン・ファースとクリス・タッカーが予定されているそうで。
私的には何かこれは違う様な気がする。
フィリップ役こそダスティン・ホフマンだろって思ったのは私だけだろうな、うん。

評価:★★★★★
13/03/24DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-03-22
メーカー:ギャガ・コミュニケーションズ

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パラノーマル・アクティビティ4

2013年03月23日 21時44分03秒 | 洋画ホラー
PARANORMAL ACTIVITY 4
2012年
アメリカ
88分
ホラー
劇場公開(2012/11/01)



監督:
ヘンリー・ジュースト『パラノーマル・アクティビティ3』
アリエル・シュルマン

出演:
ケイティー・フェザーストン『パラノーマル・アクティビティ3』
キャスリン・ニュートン
ブレイディ・アレン

<ストーリー>
2011年11月。女子高生・アレックスとその家族は、隣家の息子・ロビーを預かることになる。だが彼が来て以来、家の内部で次々と奇妙な現象が起こるようになり…。

-感想-

今回はね、違う意味で愉しかったのです。
やっぱね、ヒロインは可愛くなくちゃ。

今作の恋人でもいい娘でもいい美女図鑑

多くの超常現象を目撃する事になるアレックス役のキャスリン・ニュートンちゃん。
恋人ベンとの会話の記録を主にPCを使ってのチャット映像として画面に映し出されるので顔のアップ率高め。
かなりの美少女だったので、映画は退屈でしたが、可愛いキャスリンちゃんが一杯観れてそこは満足。
最後はどうなっちゃったのかな?ん?

さて、本作は消えたケイティと幼子ハンターのその5年後を描いた作品。
主人公アレックスの弟ワイアットには養子という設定があり、これがアレックス家族が恐怖のどん底に陥る原因にもなっています。

どうってことのない映像がダラダラと流れるので恐怖感は余りないのですが、暗視カメラを使ってのドット画が齎すカラクリ映像は割かし面白いものになっておりました。
ケイティがソファから立ち上がるシーンは騙し絵みたいで中々宜しい。

台所の包丁がヒュンッて飛んでいくのもビックリ演出としては良いのではないかな。

このシリーズは大体終盤は盛り上がりはありますが、ほんとそこまでがつまらんよねぇ。
もう少し部分的にもホラーファンをも唸らせる程の恐怖映像を投入して欲しい所ではあります。

DVDには完全版が入っていまして、先ずそちらから観たのですが、何が追加されてたのか後で劇場公開版と比べてみたら、ハロウィンシーンとかパーティシーンとかどうでも良いものばかりでした。
でね、妙に長く感じる96分の完全版をエンドロールまで見届けて「やっと終わったよ」と停止ボタン押そうと思ったら、突然また冒頭から流れ始めたんだよね。
しかもDVDレコーダーのタイムコードはそのまま継続中。
100分過ぎても、一度観たものと何ら変わり無し。
でも、何かギミックが隠されているんじゃないかと気になるじゃない。
で、そのまま観続けてたんだけど、アレックスがギター弾いているシーンでいきなりブツッと映像が切れて、メインメニューに戻った。
なにこれ?
ウチのレコーダーだけの現象?
これこそケイティの呪いだったら映画の世界より本気でリアル世界のこちらの方が怖いんですけど!

評価:★★☆
13/03/22DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-03-22
メーカー:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『パラノーマル・アクティビティ(2007)』(第1作)
『パラノーマル・アクティビティ2(2010)』(第2作)
『パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT(2010)』(日本版続編)
『パラノーマル・アクティビティ3(2011)』(第3作)
『パラノーマル・アクティビティ4(2012)』(第4作)
『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印(2014)』(スピンオフ)
『パラノーマル・アクティビティ5』(第5作)
コメント (6)
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リンカーン/秘密の書

2013年03月22日 19時58分01秒 | 洋画アクション
ABRAHAM LINCOLN: VAMPIRE HUNTER
2012年
アメリカ
105分
アクション/ファンタジー/ホラー
PG12
劇場公開(2012/11/01)



監督:ティムール・ベクマンベトフ『ウォンテッド』
製作:
ティム・バートン
ティムール・ベクマンベトフ

原作:セス・グレアム=スミス『ヴァンパイアハンター・リンカーン』
出演:
ベンジャミン・ウォーカー・・・エイブラハム・リンカーン
ドミニク・クーパー『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』・・・ヘンリー・スタージス
アンソニー・マッキー『崖っぷちの男』・・・ウィル・ジョンソン
メアリー・エリザベス・ウィンステッド『遊星からの物体X ファーストコンタクト』・・・メアリー・トッド・リンカーン
ルーファス・シーウェル『ツーリスト』・・・アダム
マートン・ソーカス『アリス・イン・ワンダーランド』・・・ジャック・バーツ
ジミ・シンプソン『デート&ナイト』・・・ジョシュア・スピード
ジョゼフ・マウル『シャドー・チェイサー』・・・トーマス・リンカーン
ロビン・マクリーヴィー『ラブド・ワンズ』・・・ナンシー・リンカーン
エリン・ワッソン・・・ヴァドマ
ジョン・ロスマン『地球が静止する日』・・・ジェファーソン・デイヴィス
キャメロン・M・ブラウン・・・ウィリアム・リンカーン
アラン・テュディック『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 スティーヴン・ダグラス

<ストーリー>
大統領となって人民を味方に付けたリンカーンは、母の命を奪ったヴァンパイアたちへの復讐を誓うのだが…。

昼は大統領
夜はハンター

あの大統領には、
若き日から挑み続けた
誰も知らない戦いがあった――。


-感想-

ゾンビでのリンカーンは鎌でしたけど、ヴァンパイアのリンカーンは斧ですか。
しかも仕込み銃。
このアイテムは格好良いのか悪いのか微妙な所ではありますが、切れ味は中々の鋭さです。

大統領になる前の若年期と大統領になってからの中年期と2パートに別れているけど、どちらとも相手するのはヴァンパイアです。

若年期は色んなヴァンパイアと戦って腕を磨いていく過程を描き、中年期では親仇である親玉と対峙するってな単純なストーリーですが、アクションシーンに拘っているだけあってそこそこに楽しい画にはなってる。

若年期での見せ場は暴走する馬の群れの中での戦い。
中年期での見せ場は激走する汽車の中・外での戦い。

迫力はあるけれど、オーバーに見せすぎて若干観難い、起きている様が解り辛いってのが惜しい。

まぁ一種のエンタメ作品としてはそんなに悪くはないので、気楽に観るには丁度良い感じの仕上がりにはなっています。
時にはふっと消えたりと、ランク上のヴァンパイアは多彩な動きを見せてくれるのでそこは面白かったかな。
無双する程の滅茶苦茶強いって訳でもないリンカーンも1人の人間らしくて良いんじゃないでしょうか。
ピンチに陥って逆襲に転ずる。
こういう基本的な描写も作品によっては必要やと思うんですよね。
小さく盛り上がるシーンはそこそこにあったので退屈はしませんでした。

個人的に気に食わなかったのが、メアリー・エリザベス・ウィンステッド嬢の吹き替え担当者。
すっごい下手糞。
やる気あるのかよ!て思うほどに酷い棒読み。
全然感情が篭っていない。
エンドロール後に吹き替えスタッフが紹介されて初めて誰だか解った。
選ばれたからにはちゃんと仕事しろよ、相武紗季!

評価:★★★
13/03/22DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-03-22
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

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SAFE/セイフ

2013年03月21日 20時32分17秒 | 洋画アクション
SAFE
2012年
アメリカ
94分
アクション
R15+
劇場公開(2012/10/13)



監督:ボアズ・イェーキン
脚本:ボアズ・イェーキン
出演:
ジェイソン・ステイサム『キラー・エリート』・・・ルーク・ライト
キャサリン・チェン・・・メイ
ジェームズ・ホン『地球が静止する日』・・・ハン・ジャオ
クリス・サランドン・・・トラメロ市長
ジョセフ・シコラ・・・ヴァシリー
ロバート・ジョン・バーク『リミットレス』・・・ウルフ警部
レジー・リー『ダークナイト ライジング』・・・チャン・クワン
アンソン・マウント『HICK-ルリ13歳の旅』・・・アレックス・ローゼン
サンドール・テクシー・・・エミール

<ストーリー>
地下鉄のホームで飛び込み自殺を図ろうとした元特命刑事のルークは、ひとりの怯えた少女が妻を殺したロシア人の一団に追われているのを目撃し…。

この命、
絶対に
守りきる。


-感想-

感想?
そんなもん

ステイサム兄貴が今回もカッチョエエ!

てだけで十分だろ。

・・・ごめんなさい。
そんなに滅茶苦茶面白いとは思えませんでした。

ステイサムのバッバッバッなアクションしか印象に残っておりません。

単純にアクションを楽しみたい方はどうぞ
ってな感じかなぁ。

中国人の少女が可愛くない(笑)
もうちとキュートな子おらんかったんかいな。

「女は見てくれじゃない。
ユーモアがあるかどうかだ」

殺されたステイサム兄貴の女房ってどんだけブサイクなんだ?
写真としても画面に出さない所をみると相当なもんなのか?
逆に気になるわ。

評価:★★★
13/03/20DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-03-20
メーカー:ポニーキャニオン

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ザ・ウーマン 飼育された女

2013年03月20日 21時40分34秒 | 洋画ホラー
THE WOMAN
2011年
アメリカ
104分
ホラー
劇場公開(2012/10/20)



監督:ラッキー・マッキー『MAY -メイ-』
原作:
ジャック・ケッチャム『ザ・ウーマン』
ラッキー・マッキー
脚本:
ジャック・ケッチャム
ラッキー・マッキー

出演:
ポリアンナ・マッキントッシュ『襲撃者の夜』
ショーン・ブリジャース
アンジェラ・ベティス『ツールボックス・マーダー』

<ストーリー>
妻と子供たちと平凡に暮らしていた弁護士・クリスは、趣味であるハンティング中に森で見つけた野生の女を家の倉庫で飼育すると宣言する。だが、女は人喰い一家の生き残りだった…。

捕らえ、監禁し、飼育しようとした女は
――人喰い女だった?!


-感想-

何でこんな森深き場所に人喰い女が居て、しかも大怪我を負っているんだ?
詳しい説明も無く唐突に始るオープニングなので人によっては戸惑いを見せるかもしれない。
ただこれだけは解って欲しい。
本作は前作『襲撃者の夜』の続きだってことを。
レンタル店にも置いてあるので未見の方はそちらから観た方がより入り込み易いかな。
食人女役は『襲撃者の夜』に続いて同じくポリアンナ・マッキントッシュ。
膨よかな胸とボカシなしのヘアをオールヌードで披露してくれます。

獣の様な言葉も話せない汚い女を普通の女性の様に生まれ返させる目的で監禁・飼育始めた一家の主・クリス。
しかし本当の目的は綺麗になった女を性のはけ口にする事だった。

親父も親父なら、息子も同類でして。
この男二人が最低最悪で不快極まりない。
妻と娘も居るが言葉と力の暴力で完全に親父の言い成り状態。
反抗的な態度を見せるものならサンドバッグ並にパンチラッシュを浴びせる有様。

終盤、長女の妊娠を疑う女教師が家を訪ねてくるが、ここでも親父は教師に対して威圧的に言葉で責め、そして引きずり回した挙句に納屋に居た犬と“それ”に襲わせ、喰わせる!
“それ”に関してはまさかそんな生き物がそこに居ようとは予想にも出来ずかなり驚かされる事必至。
それ”を含め、女性は皆、親父に飼育されていたという裏の秘密がこうして暴露された訳だが、息子と一緒に笑みを浮かべながら教師が喰われる全てを見届ける姿が憎たらしいというか腹が立つ。

兎に角女性軽視が酷く、そんな描写が多い為に気分が悪くなってくるのだが、教師が“それ”に襲われているシーンと同時進行で長女が食人女を解き放ってしまう!
ここの描き方がワクワクさせる程の秀逸さで、教師の姿がどんどん酷くなっていくのに、長女は食人女の鎖を外すのに手間取っちゃって、そのモタモタ加減に良い意味で苛々してきて自然と「早くしろよ!」という気持ちが高ぶってしまうのだ。

そして待ちに待った瞬間。
遂にキターというこのワンショット!

姐さん、殺っちまって下さい!!

鑑賞者の鬱憤を代りに晴らしてくれるかの如く一種の楽しみ的な感覚にも陥る痛快なリベンジシーン。
それまでが非道極まりない展開だっただけに、もうここで味わうカタルシスは半端なかった。
ただ欲を言えばもう少しじわじわと痛めつけて欲しかったかも。
ちょっとあっさり加減の復讐だったかしら。
ま、でも胴体真っ二つにされる様に、臓物抉り出されて喰われる様にザマァwwってはなったけどね。

観る者をある程度不快にさせるだけさせて逆襲という方法で一気に高揚感を持たせるラッキー・マッキー監督の演出方法は上手い。

前半=不快
後半=愉快

ポリアンナ・マッキントッシュさんの食人女成り切りぶりも見事でした。

流石鬼才ジャック・ケッチャム。
何時もながらの問題作ですけど、面白いのを書く人ですよ。

評価:★★★☆
13/03/20DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-03-08
メーカー:エクリプス

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

参考:『襲撃者の夜』
コメント (12)
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