サム・ムーアさんが逝去されました。89歳。
https://news.yahoo.co.jp/articles/354d8a41f4e00829ff5b99c8976e630ede0b03f6
鬼籍に入っても仕方のないお歳ですがめっちゃ悲しいです。自分のじいちゃんが死んじゃった気分です。
サム&デイヴは僕にソウルのカッコ良さを教えてくれた先生です。ベタだけど代表曲「ソウル・マン」のカッコ良さにシビれました。
僕がサム・ムーアさんに辿り着いたのは、中一の頃に黒人音楽に何の知識もないまんま観た(今はなき東映パレス!)映画『ブルース・ブラザース』の中でした。ご本人は出ていないけど、劇中でカーラジオから薄~く流れる「スージー・ミー」「ホールド・オン、アイム・カミン」。「何だ?このカッコ良い曲は!!」とシビれました。
そのあとブルース・ブラザースのデビューアルバムで「ソウル・マン」のカバーを聴いて以来、サム&デイヴがお気に入りのアーティストに。
https://youtu.be/FTWH1Fdkjow?si=OdZCcoa1nsigGRnV
そして第一作から18年後の続編『ブルース・ブラザース2000』でサムさんはついにブルース・ブラザースの仲間入り!クリオファス牧師ことジェームス・ブラウンと一緒にゴキゲンなソウルを聴かせてくれました。
John The Revelator (No Police Interruption) | Blues Brothers 2000 (1998) | Sam Moore, James Brown
このシーンは物語の展開を左右する重要な場面だし、何度観ても楽しくて大好きです。
また一人、『ブルース・ブラザース』を彩った大スターがいなくなっちゃいました...。
ブルース絡みでは1992年の(僕は大好きだけど)あまり評価の高くないアルバム『ヒューマン・タッチ』で「ソウル・ドライバー」「リアル・ワールド」「マンズ・ジョブ」の3曲で共演。
そしてロックの殿堂コンサートではブルースの客人として「ソウル・マン」と「ハイヤー・アンド・ハイヤー」でパワフルな歌声を披露。このステージはたまりませんよね。ブルースのサムへのリスペクトぶりが最高です。
https://youtu.be/zK42PMBcESo?si=n46XYPRDNnz5Jqjl
さらにブルース版”フロム・ザ・クレイドル”(と、僕が勝手に思っている)『オンリーザ・ストロング・サヴァイヴ』でも「ソウル・デイズ」と「愛を忘れて」で共演。特に「ソウル・デイズ」での掛け合い "I wanna hear Sam & Dave (Oh, listen baby" がほのぼのしていて大好きです。
20年くらい前のサムのアルバムでもデュエットしていましたよね。
あぁ。切ない。悲しい年明けになりました。
サムさん、一度もお会いできなかったけど安らかに。
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