ほんのちょっと手を動かすと、声と音楽の流れがすーっと伸びていく。
体幹が揺らぎそうになる。
というか、揺らいでいるのが動画を見返すとよくわかる。
体幹がしっかりしたとき、身体から出た響きは、どこまでも運ばれていく。
フレーズの大事なところで「身体を戻して」「戻して」という優しい和子先生の言葉が、録音から聞こえている。
みち代先生の先日の教えも、身体にしっかり入っていた。眉間、お腹、上顎、背中。
しかし、録画を見返すうちに、身体が冷えてしまった。家に帰ってから、あらゆる事をして温めている。今度は絶対負けない。じんわり汗が出てきた。よし。