免許更新講習続いています。
今日は「教育の最新事情」というテーマで、午前中は心理学から、午後は教育学からのアプローチでした。
学校を卒業して随分経つと、学問というのは進んでいます。知らない言葉が当たり前のように使われています。
以前、同じ分野を学んだ娘にある言葉について聞いたところ、当たり前のように説明してくれました。私も一応現場にはいるので、これでいいのか、と思ったことがありました。機会があれば少しでも学び直したい、と思ったのが、今回の講習を受けているきっかけでもあります。
今日学んだ「転移」と「逆転移」も恥ずかしながら初めて知った内容でした。
本来の相手(例えば母親)に向けられる怒りや憎悪などの攻撃的な感情が、カウンセラーに向けられることがある。(転移)
クライエントの転移によって引き起こされた、クライエントに対するカウンセラー側の感情を逆転移というそうです。
転移には陰性と陽性がある。
陰性転移の取り扱いは厄介だが、陽性もまた陰性とは表裏一体であり、注意しなければならない。
この言葉は知りませんでしたが、日々の仕事の中で、思い当たる節がありました。今日の講義ですっきりと筋道が通り、理解できた気がします。
午後はまたまた改定される学習指導要領についてと、世界の教育改革、子どもの貧困についての講義でした。
社会の変化によって、あっちに行ったり、こっちに行ったり。
社会は変わり続けるのでそれは仕方ないのですが、子どもが幸せに成長していくように、ということを一番に考えられないのか、と思います。社会にとってどんな子どもにしたいか、という視点なので、ブレ続ける教育環境。これでは子どもたちは安心して成長できない、と強く思いました。
こんな視点は、学生時代では持てなかったかもしれません。私自身がこの年代になってから学び直して、やっと実感できたことだな、と思いました。
緑多い構内は、私が学んだ丘の上のキャンパスを思い出します。
明日はいよいよ最終日。
終わるのがちょっと寂しい。もっと学びたくなりました。