年末はバタバタし、年始はダラダラしてる

年末。子供の頃はどこもかしこも大忙し。
大安売りで賑わう商店街に買い出しに行かされ、家に帰れば大掃除をさせられた。
窓はもちろん網戸まで外して、障子は張替え、畳はヒックリ返し、換気扇も外してたなぁ。
紅白歌合戦が始まる頃には（昔はレコード大賞も大晦日だった）替えたばかりの電球がやたら眩しく感じた。

昔に比べりゃマシになったのだが、それでも年末は何かと忙しい。
以前は年末３１日まで仕事してて、帰ってくる電車の中から初日の出を見ることが当たり前って生活をしてたのだが、ここ数年はそんなことない。

したがって年末はダシを作る。
鳥の皮とガラを煮込んだやつと、昆布とカツヲブシでとった出汁。この二つを組み合わせて雑煮と数の子と年越し蕎麦の出汁を作る。

出汁をとってる間に昨晩から塩抜きしてた数の子の薄皮をとる。
包丁を研ぐ。

大掃除の合間にこれやってるだけでもあっという間に夜になってしまうのだから、昆布巻きや黒豆、田作りとか昔ながらのおせち料理を作る家はもっと大変だろうね。

で、その反動でか正月になったらゴロゴロしてる。
朝から飲んでも、昼間に飲んでても、日が暮れても深夜になっても飲んでていい日。
したがって時間の感覚が全くない。知らない間に日付が変わってて、気がつきゃもう３日も終わってしまった。
有意義なことは何もしていない。

まぁ、これが正月だ。