電子マネーだ仮想通貨だビットなんちゃらだキャッシュレス化が進んでる。
とは言ってもほとんどの人が利用する銀行。貯金をしたり引き出したり振り込みしたり。
個人だろうと自営業者であろうと会社だろうと、ローンや融資、ファンドや投資、資金調達など様々なお金にまつわる要は銀行である。
そんな銀行を舞台としたドラマが始まった。
『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』
真木よう子主演。テレビ東京系『ドラマBiz』の第4作目。
昨年から始まった『ドラマBiz』は
第1作目が江口洋介主演の「ヘッドハンター」
企業のヘッドハンティングをテーマにした骨太ドラマで、脇は杉本哲太や小池栄子など。伊武雅刀や若村麻由美など毎回ゲストが豪華だった。
第二作目は「ラストチャンス 再生請負人」
主演は仲村トオルで、テーマは企業再生。ファンドなどをテーマに脇は椎名桔平、勝村政信、大谷亮平など。
第三作目は「ハラスメントゲーム」
唐沢寿明主演で昨今騒がれてるセクハラ・パワハラや企業や店舗へのクレーム対応などが描かれていた。広瀬アリス、滝藤賢一、高嶋政宏などが脇を締めた。
それぞれ骨太で、これぞ大人が見るドラマって感じ。
今回第四作目になる『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』も面白うそうだ。
主演は真木よう子。脇は柳葉敏郎、古谷一行、寺脇康文などの実力派から、関ジャニ∞の丸山隆平や乃木坂46を卒業したばかりの西野七瀬など豪華。
真木よう子という女優は好きだ。
綺麗でクールでアクションもできる女優。
岡田准一主演の「SP 警視庁警備部警護課第四係」や、西島秀俊・香川照之と演じた「MOZU」シリーズなどは秀逸だ。
しかし残念ながら真木よう子は滑舌が悪い。
下手するとセリフが棒読みのように聞こえてしまう。
抑揚がないからか発声が悪いのかよくわからないのだが、あまり感情を感じられない。セリフもどこかゆっくり一言一言ハッキリ言おうとしてるのかもしれないからかリズムも悪い。だからドラマの見せ所、せっかくの言葉の応酬シーンでも真木よう子のターンでテンポが止まる。
クールで感情を抑えた役ならまだ問題ないのだが、なぜ今回、できる銀行員役を真木よう子にさせようと思ったのか。
確かに原作でも主人公はクールで人様とは一線を課するよく言えばマイペース、悪く言えば自己中な女である。しかしこの役、真木よう子が演じるのはちょっと難しいのではないかな。
自己中というか猪突猛進というか、正義のためには上司も組織も慣習も関係ねぇっという銀行ドラマなら、すでに「花咲舞が黙ってない」がある。
堺雅人主演の銀行ドラマの傑作「半沢直樹」と同じく、ヒットメーカー池井戸潤原作のこのドラマは、主演の杏が上川隆也と臨店班でコンビを組んで、銀行内(各支店)の様々な不祥事やトラブルを解決してゆく痛快ドラマだ。
杏と真木よう子を比べてもしょうがないが、このドラマは「花咲舞が黙ってない」とちょっと(いや、かなり)かぶってる。
杏がバディを組む上川隆也に対し、こちらのバディは丸山隆平。これはあまり気にならない。
杏を利用し貶めようとする上司役員が生瀬勝久だったのに対し、今回は柳葉敏郎。これも文句なしのキャスティング。某ロトのCMで妻夫木くんを翻弄させたあのギバちゃんそのままだ。
役員にへつらうコバンザメのような部下も甲本雅裕。今回は木下ほうか。これも問題ない。どちらも下町ロケットに出てたな。
舞台が銀行で、組織の改善をするテーマや、主人公が女性というところも一緒。
その中で杏も真木よう子も破天荒な動きや突飛な発想で解決していくところも一緒。
となるとやぱり、杏と真木よう子を比べてしまうのだ。
今回のドラマで残念なのは「真木よう子が全然かっこよくない」ことだ。
特に髪型とファッション。
銀行員だからあまりおしゃれにしてはいけないっていうのも考慮したからかもしれないが、真木よう子が全然魅力的に見えないのよね。
「SUITS/スーツ」の鈴木保奈美や、「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」の竹内結子とは言わないが、せめて「グッドワイフ」の常盤貴子くらいにはファッショナブルに攻めて欲しいものだ。「家売る女の逆襲」での北川景子も、「初めて恋した日に読む話」の深田恭子も抑え気味だがファッショナブルだ。ちょっと勿体無い。
とはいえこのドラマ、内容は結構面白い。
テレビ東京系『ドラマBiz』は『ハラスメントゲーム』は井上由美子の小説。『ラストチャンス 再生請負人』は江上剛の小説が原作。そして今回の『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!』の原作も周良貨原作、夢野一子作画の『この女に賭けろ』という漫画が原作。
ドラマ第1話を見る限り、原作のドラマ化の際にいらない部分をそぎ落とし、さらに中国企業M&Aによる土地買収などをからめてうまく脚本されてる。
少なくとも原作ファンががっかりしたりする演出・脚本ではない。特に脚本はうまいと思う。(上から目線でごめんなさい)
『ドラマBiz』は今までも決して視聴率は良くなかったと思うが、今回も多分悪いだろう。
こういう骨太のしっかりした脚本と俳優陣の熱い演技は、続けて観る価値ありだと思う。
ただ、視聴率低迷で打ち切られないで欲しいと願ってしまう。
真木よう子の演技がもう少し良ければ・・・。
毎回誰かと違う意味で戦わせるか。
とは言ってもほとんどの人が利用する銀行。貯金をしたり引き出したり振り込みしたり。
個人だろうと自営業者であろうと会社だろうと、ローンや融資、ファンドや投資、資金調達など様々なお金にまつわる要は銀行である。
そんな銀行を舞台としたドラマが始まった。
『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』
真木よう子主演。テレビ東京系『ドラマBiz』の第4作目。
昨年から始まった『ドラマBiz』は
第1作目が江口洋介主演の「ヘッドハンター」
企業のヘッドハンティングをテーマにした骨太ドラマで、脇は杉本哲太や小池栄子など。伊武雅刀や若村麻由美など毎回ゲストが豪華だった。
第二作目は「ラストチャンス 再生請負人」
主演は仲村トオルで、テーマは企業再生。ファンドなどをテーマに脇は椎名桔平、勝村政信、大谷亮平など。
第三作目は「ハラスメントゲーム」
唐沢寿明主演で昨今騒がれてるセクハラ・パワハラや企業や店舗へのクレーム対応などが描かれていた。広瀬アリス、滝藤賢一、高嶋政宏などが脇を締めた。
それぞれ骨太で、これぞ大人が見るドラマって感じ。
今回第四作目になる『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』も面白うそうだ。
主演は真木よう子。脇は柳葉敏郎、古谷一行、寺脇康文などの実力派から、関ジャニ∞の丸山隆平や乃木坂46を卒業したばかりの西野七瀬など豪華。
真木よう子という女優は好きだ。
綺麗でクールでアクションもできる女優。
岡田准一主演の「SP 警視庁警備部警護課第四係」や、西島秀俊・香川照之と演じた「MOZU」シリーズなどは秀逸だ。
しかし残念ながら真木よう子は滑舌が悪い。
下手するとセリフが棒読みのように聞こえてしまう。
抑揚がないからか発声が悪いのかよくわからないのだが、あまり感情を感じられない。セリフもどこかゆっくり一言一言ハッキリ言おうとしてるのかもしれないからかリズムも悪い。だからドラマの見せ所、せっかくの言葉の応酬シーンでも真木よう子のターンでテンポが止まる。
クールで感情を抑えた役ならまだ問題ないのだが、なぜ今回、できる銀行員役を真木よう子にさせようと思ったのか。
確かに原作でも主人公はクールで人様とは一線を課するよく言えばマイペース、悪く言えば自己中な女である。しかしこの役、真木よう子が演じるのはちょっと難しいのではないかな。
自己中というか猪突猛進というか、正義のためには上司も組織も慣習も関係ねぇっという銀行ドラマなら、すでに「花咲舞が黙ってない」がある。
堺雅人主演の銀行ドラマの傑作「半沢直樹」と同じく、ヒットメーカー池井戸潤原作のこのドラマは、主演の杏が上川隆也と臨店班でコンビを組んで、銀行内(各支店)の様々な不祥事やトラブルを解決してゆく痛快ドラマだ。
杏と真木よう子を比べてもしょうがないが、このドラマは「花咲舞が黙ってない」とちょっと(いや、かなり)かぶってる。
杏がバディを組む上川隆也に対し、こちらのバディは丸山隆平。これはあまり気にならない。
杏を利用し貶めようとする上司役員が生瀬勝久だったのに対し、今回は柳葉敏郎。これも文句なしのキャスティング。某ロトのCMで妻夫木くんを翻弄させたあのギバちゃんそのままだ。
役員にへつらうコバンザメのような部下も甲本雅裕。今回は木下ほうか。これも問題ない。どちらも下町ロケットに出てたな。
舞台が銀行で、組織の改善をするテーマや、主人公が女性というところも一緒。
その中で杏も真木よう子も破天荒な動きや突飛な発想で解決していくところも一緒。
となるとやぱり、杏と真木よう子を比べてしまうのだ。
今回のドラマで残念なのは「真木よう子が全然かっこよくない」ことだ。
特に髪型とファッション。
銀行員だからあまりおしゃれにしてはいけないっていうのも考慮したからかもしれないが、真木よう子が全然魅力的に見えないのよね。
「SUITS/スーツ」の鈴木保奈美や、「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」の竹内結子とは言わないが、せめて「グッドワイフ」の常盤貴子くらいにはファッショナブルに攻めて欲しいものだ。「家売る女の逆襲」での北川景子も、「初めて恋した日に読む話」の深田恭子も抑え気味だがファッショナブルだ。ちょっと勿体無い。
とはいえこのドラマ、内容は結構面白い。
テレビ東京系『ドラマBiz』は『ハラスメントゲーム』は井上由美子の小説。『ラストチャンス 再生請負人』は江上剛の小説が原作。そして今回の『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!』の原作も周良貨原作、夢野一子作画の『この女に賭けろ』という漫画が原作。
ドラマ第1話を見る限り、原作のドラマ化の際にいらない部分をそぎ落とし、さらに中国企業M&Aによる土地買収などをからめてうまく脚本されてる。
少なくとも原作ファンががっかりしたりする演出・脚本ではない。特に脚本はうまいと思う。(上から目線でごめんなさい)
『ドラマBiz』は今までも決して視聴率は良くなかったと思うが、今回も多分悪いだろう。
こういう骨太のしっかりした脚本と俳優陣の熱い演技は、続けて観る価値ありだと思う。
ただ、視聴率低迷で打ち切られないで欲しいと願ってしまう。
真木よう子の演技がもう少し良ければ・・・。
毎回誰かと違う意味で戦わせるか。
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