GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

ペプシCM 石川さゆりソーラン節

2018-04-23 05:30:30 | MUSIC/TV/MOVIE
Coca-ColaよりPEPSIが好きだ。
だからというわけじゃないが、今回のペプシJコーラのCM・怪物舞踏団篇を見てぶっ飛んだ。
さすがペプシ、金かけてるなぁ。いいCM作るなぁ。

石川さゆりがモンスターマシンの上に組まれた櫓の上でソーラン節を唄う。
これがまた半端じゃないくらいかっこいいのだ。演歌の大御所が本気を出したら半端ないな。



さらに今回CM用にアレンジされたこの曲を演奏してるのがKenKen(B)とSUGIZO(G)という強力ラインナップ。





LUNA SEA & X JAPANのギタリストと、RIZE & Dragon Ashのベーシスト。これだけでも垂涎ものだが、ドラムはにゃんごすたー(PEPSIに合わせて青色)が叩いてる。



そしてその周りでソーラン節を群舞で踊る多数の面々。



かなり気合いの入ったCMだ。

ソーラン節はロックだと思っている。いや、阿波踊りもよさこい(YOSAKOI)もねぶた(ねぷた)も、お祭り音楽はみんなロックだ。この鰊場作業唄の「ソーラン・ソーラン」も「ハー、ドッコイショ、ドッコイショ」も祭りの神輿を担ぐ時の「ソイヤソイヤ」って掛け声も、「どんどんヒャララ」ってお囃子も全部ロックだ。
美空ひばりのお祭りマンボだって、マンボとタイトルにあるが全然マンボではない。これもロックだ。日本各地で行われる伝承的な祭りやお囃子は、今日は狂ってしまえ〜って感じで阿鼻叫喚な世界に導くリズムだ。

しかも演歌歌手というのは声量が半端ではない。その気になったら何オクターブ出せるんだ〜?とか、どこまで息継ぎしなくて声を伸ばせるんだ〜!って、下手なヘビメタ・ハードロックバンドのボーカルもタジタジである声を出す。
コブシが演歌の醍醐味だが、これが逆に若い世代に嫌われるところでもあるが、このコブシをちょっと変えるとビブラートになる。こうなるともう無敵。ロックだろうがボカロ曲だろうが圧倒的な声量と声域でガツンとやられてしまう。
ヴォーカロイドで作った楽曲も悪くないが、やはり生歌は半端じゃない。ボカロの名曲・千本桜を小林幸子が歌ったが、あれも半端じゃなかった。今回のソーラン節もそれに匹敵するくらいヤバイ。

石川さゆりは大好きだ。
パンクロックに狂ってた時代は演歌なんて糞食らえ!なんて思ってたのだが、ある年末、石川さゆりがこの年で引退ということで紅白歌合戦のトリを務めた。
ちょうどその時家に帰ってきて部屋へ行く階段を昇りかけた時聞こえた天城越え。階段で立ち止まって聴いたよ。かなりすごかった。明日この人死ぬんじゃないかと思った。サブイボ出たよ。そして演歌ってジャンルだけで聞かない、毛嫌いするのはそれ以降やめたよ。歌でサブイボが出たのはこの石川さゆりと、安室奈美恵が休業する前に紅白のトリで歌ったCan You Celebrate?だな。

坂本冬美もRCサクセションの名作COVERSで、Summer Time Bluesやシークレットエージェントマンで歌ってる。彼女もロックだが、石川さゆりはもっとロックだ。
喜納昌吉とチャンプルー(ハイサイおじさんとか花〜すべての人の心に花をなどヒット曲多数)のソーラン節もロックだが、今回のペプシCMのソーラン節、かなりヤバイロックだ。KenKenのチョッパーベースも、SUGIZOのノイジーなギターもかなりヤバイ。

ぜひCD化とかダウンロードでフルバージョン聴けるようにしてほしいな。絶対買う。








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