焼酎ブームはこの西酒蔵の焼酎から始まった。
チューハイに使われてた焼酎や、それまでの焼酎は、日本酒と同じく洋酒に比べちょっと下に見られてた。
甘い、べたべたする、悪酔いする。
労働者が屋台でひっかけるお酒ってイメージで、三倍醸造で作られた日本酒と同じく評価は低かった。
その焼酎のイメージを一気に打破したのが西酒蔵の焼酎、富乃宝山と天使の誘惑。
魔王、村尾、百年の孤独、森以蔵と並び、一気に焼酎ブームを引き起こした。
今までの焼酎と違い、厳選した材料にこだわり、麹にこだわり、蒸留にこだわり、貯蔵にこだわる。
酒屋も飲み屋も認め、更に飲み助が認めた今までの焼酎と一線を画したこれらの焼酎は、一気に人気を得た。
この西酒蔵は創業は弘化2年(1845年)。170年近い歴史を誇る老舗蔵元だ。
8代目当主の西陽一郎氏の熱心な研究と工夫。「芋焼酎は芋と言う原料をこよなく愛し、極める事」と言うポリシーのもと作られる焼酎はどれもこれも美味い。
焼酎造りは、畑から始めると公言するように、原料芋は、すべて契約農家で栽培された鹿児島県産の芋だけ。
届いた芋は、毎朝社員総出で芋を選別し、新鮮なうちに仕込む。痛んでる部位は味が濁るからと遠慮なく削除する。
製麹(せいぎく)を丁寧におこなう。一「 麹」、 二「 もと(酒母)」、 三「 造り」 と言われるように、焼酎造りにおいて製麹は最も大切な作業。
もろみ造り(通称「仕込み」)は2回にわけておこなう。 まず麹、仕込み水、そして酵母を加えて一次仕込み。発酵が進んだものを「一次もろみ」と呼びこれに主原料の芋を加えるのが、二次仕込み。
蒸留にもこだわる。西酒蔵では基本的に大気圧の下で加熱する方法の常圧方式を殆どの焼酎が取り入れてる。
真空(減圧下)の中で加熱する方法の減圧方式の方がマイルドで飲みやすいけど、あえて風味が色濃く残る個性的な味に仕上がる常圧方式を使う。
しかも、単式蒸留。
その信念が西酒蔵の焼酎の旨さを物語ってる。
黄色麹を使った富乃宝山、黒麹の吉兆宝山、白麹の白天宝山。
2014年インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティションで最高金賞&部門最高賞 をW受賞した天使の誘惑。
これらも美味いが、手軽に飲める薩摩宝山もこれらに負けず劣らず美味しい。
宝山の原点、薩摩宝山の「黒」。黒麹仕込みによる、芋焼酎特有の香ばしさと濃厚な味わい。
黒麹が流行ってるからと時流に乗って生まれた「黒」ではないことは飲めばわかる。
勿論白麹を使った薩摩宝山の「白」も美味い。しっかりと芋を感じさせながら丸さを感じる飲み口の心地よさ。
1845年の創業以来の伝統を守り続けてきたすべての宝山シリーズの、旨さの基準となる一本だそうだ。
お湯割りでゆっくり味わうもよし、ロックでちびちびやるもよし、好きな飲み方で一献。
・アルコール度数/25度
・原材料名/薩摩芋(鹿児島県産 黄金千貫)・米麹(黒は黒麹、白は白麹/国産米)
・蒸留方法/常圧単式蒸留
他にも「綾紫」を使った紅薩摩宝山や、ムラサキムスメを使った 紫薩摩宝山もあり。
権威のある賞を受賞したとかはあんまり気にしないけど、モンドセレクション金賞受賞や鹿児島県本格焼酎鑑評会 総裁賞代表受賞は伊達じゃ無い味だ。
ちょっと笑えるのが、西酒蔵の焼酎は商品説明のラベルには原材料やアルコール度、蒸留方法以外に「気合い度数120%」って記載されてる事。
気合い度120%。飲む方も気合い120%で是非飲もう。
西酒蔵 鹿児島県日置市吹上町興倉
チューハイに使われてた焼酎や、それまでの焼酎は、日本酒と同じく洋酒に比べちょっと下に見られてた。
甘い、べたべたする、悪酔いする。
労働者が屋台でひっかけるお酒ってイメージで、三倍醸造で作られた日本酒と同じく評価は低かった。
その焼酎のイメージを一気に打破したのが西酒蔵の焼酎、富乃宝山と天使の誘惑。
魔王、村尾、百年の孤独、森以蔵と並び、一気に焼酎ブームを引き起こした。
今までの焼酎と違い、厳選した材料にこだわり、麹にこだわり、蒸留にこだわり、貯蔵にこだわる。
酒屋も飲み屋も認め、更に飲み助が認めた今までの焼酎と一線を画したこれらの焼酎は、一気に人気を得た。
この西酒蔵は創業は弘化2年(1845年)。170年近い歴史を誇る老舗蔵元だ。
8代目当主の西陽一郎氏の熱心な研究と工夫。「芋焼酎は芋と言う原料をこよなく愛し、極める事」と言うポリシーのもと作られる焼酎はどれもこれも美味い。
焼酎造りは、畑から始めると公言するように、原料芋は、すべて契約農家で栽培された鹿児島県産の芋だけ。
届いた芋は、毎朝社員総出で芋を選別し、新鮮なうちに仕込む。痛んでる部位は味が濁るからと遠慮なく削除する。
製麹(せいぎく)を丁寧におこなう。一「 麹」、 二「 もと(酒母)」、 三「 造り」 と言われるように、焼酎造りにおいて製麹は最も大切な作業。
もろみ造り(通称「仕込み」)は2回にわけておこなう。 まず麹、仕込み水、そして酵母を加えて一次仕込み。発酵が進んだものを「一次もろみ」と呼びこれに主原料の芋を加えるのが、二次仕込み。
蒸留にもこだわる。西酒蔵では基本的に大気圧の下で加熱する方法の常圧方式を殆どの焼酎が取り入れてる。
真空(減圧下)の中で加熱する方法の減圧方式の方がマイルドで飲みやすいけど、あえて風味が色濃く残る個性的な味に仕上がる常圧方式を使う。
しかも、単式蒸留。
その信念が西酒蔵の焼酎の旨さを物語ってる。
黄色麹を使った富乃宝山、黒麹の吉兆宝山、白麹の白天宝山。
2014年インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティションで最高金賞&部門最高賞 をW受賞した天使の誘惑。
これらも美味いが、手軽に飲める薩摩宝山もこれらに負けず劣らず美味しい。
宝山の原点、薩摩宝山の「黒」。黒麹仕込みによる、芋焼酎特有の香ばしさと濃厚な味わい。
黒麹が流行ってるからと時流に乗って生まれた「黒」ではないことは飲めばわかる。
勿論白麹を使った薩摩宝山の「白」も美味い。しっかりと芋を感じさせながら丸さを感じる飲み口の心地よさ。
1845年の創業以来の伝統を守り続けてきたすべての宝山シリーズの、旨さの基準となる一本だそうだ。
お湯割りでゆっくり味わうもよし、ロックでちびちびやるもよし、好きな飲み方で一献。
・アルコール度数/25度
・原材料名/薩摩芋(鹿児島県産 黄金千貫)・米麹(黒は黒麹、白は白麹/国産米)
・蒸留方法/常圧単式蒸留
他にも「綾紫」を使った紅薩摩宝山や、ムラサキムスメを使った 紫薩摩宝山もあり。
権威のある賞を受賞したとかはあんまり気にしないけど、モンドセレクション金賞受賞や鹿児島県本格焼酎鑑評会 総裁賞代表受賞は伊達じゃ無い味だ。
ちょっと笑えるのが、西酒蔵の焼酎は商品説明のラベルには原材料やアルコール度、蒸留方法以外に「気合い度数120%」って記載されてる事。
気合い度120%。飲む方も気合い120%で是非飲もう。
西酒蔵 鹿児島県日置市吹上町興倉
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