GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

秋元康の歌詞にいちゃもんつける大学学長

2016-05-18 04:07:48 | MUSIC/TV/MOVIE
すごいなぁ、大学の学長ってこんな無神経で浅はかな思考でもなれるんだ。
恵泉女学園大の大日向雅美学長。
この人が HKT48 7thシングル「74億分の1の君へ」TYPE-Cの収録曲 「アインシュタインよりディアナ・アグロン」の歌詞は女性蔑視だって。
普段なら「アホちゃうか?」「何難癖つけてるねん」くらいで済むところだが、このクレーム入れてる奴が大学の学長だからタチが悪い。
この人がどんな学歴でどういう人なのかは知らないが、一つだけわかってるのは「この人は歌詞の本当の意味」よりも「言葉のうわべだけをとって判断する人」だということ。

まぁ歌詞なんて人の取り方、受け止め方によって色々あっていいんだけどね。人によっては自分を励ましてくれる歌詞も、人によっては余計落ち込ませる歌詞かもしれない。人によってはいい思い出を呼び起こす歌詞でも、人によっては嫌な記憶を蘇らせる歌詞かもしれない。たかが歌詞だがされど歌詞だ。

このHKT48の歌詞が女性蔑視だとか言う前に、この学長や学生はHKT48やAKB48グループのコンサートに行ったりCDを買ったりしたことあるのかね。
別にファンなら文句言っていいと言ってるわけじゃないぞ。
秋元さんがグループ総勢何百人もの女性がいるAKB48グループのプロデューサーだということを当然わかっていて、そしてそのグループの楽曲全ての歌詞を書いている人だということも知ってる上で、この文句を言ったのなら「よく言えたなぁ」よりも「何様のつもりなんだ?」とかしか思えないのだよ。
ホリエモンとか尾木ママとかと一緒で、「この人に私は負けてない」って対抗心がなんか見え見えなのよね。まぁ本人はここまで大事になるとは思ってないかもしれないが、もう後戻りはできないぞ。

学長曰く「学生は将来輝くために勉強している。可愛いことと頭が良いことを二律背反に捉えた詞には違和感がある」だとさ。
もちろんそうだろうよ。君の大学の生徒は特にそうだろう。
だけどさ、その中で才色兼備を持った人は何人いる?ましてや世の中にそんな人が何人いるっていうんだ?
モデルになれるくらい可愛い。将来はノーベル賞も夢じゃないくらい勉強ができる。オリンピック目指せるくらい身体能力が高い。芥川賞か直木賞が取れるくらい文才がある。何百万部も売れるような漫画描ける。なでしこジャパンからスカウトが来るくらいサッカーがうまい。ドームツアーができるくらいの音楽才能がある。将来は世界を股にかけて活躍するだろう。
そういった一つの才能に特化してる人はいいよ。
でもさ、ほとんどの人はすべて「そこそこ」なのよね。言い方悪くすりゃ「普通よりちょっと上」。上には上がいる。だけどさ、みんな頑張ってるんよ。輝きたいのよ。どうせ私はダメだって諦めてる人もいるし、私は何になれるんだろうって必死にもがいてる人もいるのよ。
そんなことは秋元康さんが一番わかってるよ。AKB48グループの誰もがセンターに立てたり、ソロデビューができるわけじゃないんだからね。ずっと目立たないまま、輝けないまま終わってしまう子を、AKBだけじゃなく芸能界で何人も見てきてる人だよ。
その人の歌詞に文句をつけれるのなら、100万枚売れるような曲やレコード大賞が取れるような曲の歌詞を書いてみろってんだ。
はっきり言えるのは「やっかみや偏屈な解釈はやめてくれ」だ。

ほとんどの学生(人間)は自分の才能に気づいていない。そのまま気づかないまま終わってしまうかもしれない。
そりゃもちろん可愛くて勉強ができてスポーツ万能で誰からも好かれて家でもお手伝いして将来のビジョンもしっかり持ってる。そんな子ならいいよ。でもそんな何でも備えた人はそうそういねぇよ。そうそうお目にかかったことがない。
女の子が可愛いを武器にしたらいけないのか?世渡り上手に生きたらダメなのか?いつだって女性の敵は女性だな。君達はそんな可愛さを売りにした女が嫌いなんだろう?心の中では馬鹿にしてるんだろう?
秋元さんに女性蔑視とか言いながら、女性蔑視をしてるのはあなたがた頭のいい人だろうよ。

勉強できなくても絵がうまいかもしれない。絶対味覚を持ってるかもしれない。
ダンスは下手でも作曲させたら凄いかもしれない。演出とか裏方に向いてるかもしれない。
男を操るトークはできなくても外国語はペラペラになるかもしれない。
地図は読めなくても空気は読めて誰からも好かれる人かもしれない。

いつかその才能に気づくか、いつか誰かが引き出してくれるか、偶然か必然か。
教育ってそのチャンスをつかむための基礎、そして将来勉強するための方法を教えることではないのか?そして人を育ててあげることではないのか?

世界で一つだけの花を勝手に都合よく解釈したような、誰もが輝く花であるという幻想。人と違ってオンリーワン。一番を決めない。誰もが平等。誰もが輝ける未来。
ゆとり教育。それは現実を見せないで夢を持つことだけを強制する理想だけの教育。その失敗はお前ら教育界が一番わかってるはずなんだけどな。
もちろんその前の受験戦争偏差値教育もバブル世代や新人類と呼ばれたモンスターを生んだ失敗と言える。さらにその前の戦前否定教育も、ゲバ棒を持たせデモする奴と怠惰なヒッピーに憧れる奴を作っただけ。違うかい?団塊世代。どれもこれも頭でっかちに決めた教育なんて失敗なんだよ。

でもさ、人間は馬鹿じゃないよ。特に日本人はね。
その中でも優秀な奴は出てくるし、夢を掴む奴も出てくる。その他大勢の普通の人が日本の社会を支えてると言っても過言でもない。
一番怖いのはお前らみたいに頭でっかちで、物事の上っ面で文句を言う奴が増えてきてるってことだ。
世の中のクレーマー、モンスターペアレンツ、ノイジーマイノリティー、それらとこの学長は何も変わらない。

さらにもう一人おバカな人が載っていたので紹介しよう。

女性の社会進出に詳しい(誰が決めたんだよ?)千田有紀・武蔵大教授。社会学専攻らしいがこの人曰く「『女の子は恋が仕事よ』とあるが、今は雇用が不安定で女性も働き、知識や聡明(そうめい)さもないと生きていけない時代。昭和的価値観を強調するのは時代遅れだ」だって。秋元さんを時代遅れというなら、どんな歌詞がこの時代にあった歌詞だというのだろう。水曜日のカンパネラみたいな歌詞かな。

なんで歌詞一つでここまで膨らませられるのかも不思議だ。この人の方がよっぽどステレオタイプの時代遅れの人だと思うがね。そうじゃないならただの世間知らず?この人は実際の社会(会社)で働いたことがないのかもしれないな。
仕事をバリバリこなして充実を得れる女性もいれば、給料がもらえたらそれでいい人だっている。結婚相手を捕まえるまでの腰掛けの人もいれば、将来のスキルアップのためにアフタ-5も勉強して人もいる。誰もかれもが上を目指してるわけじゃないし、可愛さを売りにしてる人だっているんだよ。別にその子が劣ってるわけではないのだよ。それがその子の【武器】なんだよ。そしてその武器は結構強力なんだよ。社会学を専門にしててそれさえわかってないとはトホホな人だな。心理学も勉強したら?

この学長のブログや教授のコメントを取り上げ記事にした毎日新聞、お前も同罪だぞ。
いつも思うが、毎日新聞よ、批判に同調するコメントだけを載せるんじゃなく、肯定するコメントも一緒に載せてこそ公平な新聞報道と言えるのではないかい?
少なくとも読者も馬鹿じゃないからこの記事を読んで「秋元さんって最低な人」とか「HKT48を見損なった」などとは思わんだろうがね。
なんか毎日新聞は最近「女性は未だに偏見や性的嫌がらせ、言葉の暴力、いわれなき差別を受けてます」って言いたそうな偏った記事が多いよな。

言っておく、料理ができる、可愛い、スタイルがいい、頭がいい、エロい、ライフスタイルも心も外観も全てが武器なんだよ。それは女性を侮辱してるんじゃないのよ。男は顔が良くてもスタイル良くても仕事ができなきゃ相手にされないし、頭が良くても一般常識を知らなきゃ馬鹿にされる。
世の中はそういう風にできてる。ちょっとは外に出てみたら?

*****アインシュタインよりディアナ・アグロン*****




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