朝、起きたら泣いていた。
枕が濡れるぐらいの
大号泣だった。
夢を見ていた……
愛妻が唐突に聞いてきた。
「結局どれが欲しいの?」
戸惑いながら、
僕は曖昧に答えた。
「欲しいんでしょう?」
答えない僕に呆れて、
彼女はぶっきらぼうに言った。
「じゃあ、買ってあげるよ」
泣くほどのことか?
と思うのだけど、
とんでもなく嬉しくて、
感情のたがが外れて
大量の涙が頬を伝って、
目が覚めたのだ……
先日、コースのグリーンで
テントウ虫を見た。
少し前に、原因不明で
大激減している、と
教えられていたので、
パターを横に置いて
カメラを向けた。
応援する気持ちだった。
テントウ虫は
幸福を運ぶ使者でもある。
ラッキーが来る予感を
微かに感じた。
(流れで、ここまでで
『である調』は終わり)
芥川龍之介の
蜘蛛の糸のシーンを
思いだして、
毎年、神妙になる蓮池で
花が咲き始めました。
先週のことなので、
今週末が見頃かもしれません。
花が咲くのは早朝で、
午前中がきれいだと
言われていますが、
この池も満開の時には
夢幻という感じがするほど
美しく見えます。
満開を見逃す年もあり、
運次第ですけど、
少しだけ楽しみです。
さて、冒頭の夢で
愛妻は僕に何を
プレゼントしてくれると
言ったのでしょうか?
そんなにすぐに欲しいとは
考えていないはずなのに、
深層心理というものなのか?
暗示が含まれているのか?
ゴルフがらみの夢は
なんとも意味深です。
今週末にコースで
お釈迦様を真似て、
蓮池をのぞいてみようと、
思っています。