陽はまた昇る、と
彼は歌いました。
8月の24時間テレビで
闘病していることを
知りました。
当時に、余命とかが
取り交わされるような
疾病ではない、
という報道に
ホッとしたりしました。
世代的にドンピシャで
同級生には
熱心なファンが多く、
アリスの復活コンサートに
行ったという話を
よく耳にしていました。
ここで宣伝です。
ゴルフサプリの
毒ゴルフ薬ゴルフ
第90回は、
ドライバーって
罪なヤツというテーマ。
https://golfsapuri.com/article/10009585
こういうエッセイが
個人的には大好き。
ご覧になって
くださいまし。
話を戻します。
今になると
単純にシャイゆえの
照れ隠しと、
彼のサービス精神だと
想像できるのだけど、
売れる曲を作るハウツーを
話して、それ通りに
作った曲が大ヒットして
「ほらぁ、どうよ」
とラジオで言った彼のことを
中高生のときは
作り手として嫌いでした。
魂がない楽曲は、まるで
それらしいスパイスを
振って、表面的な
インパクトで
味を誤魔化している
本当は不味い料理のようだと
批判して、ファンだった
先輩に
胸ぐらを掴まれたことも
ありました。
その後、
大好きだった叔母の
カラオケの十八番が
『チャンピオン』だったので
叔母のイメージが重なったのと
『サライ』はカラオケの
ラストでみんなで歌うと
盛り上がるので、
勝手に親しみを感じて
別の好きな楽曲を
自らカラオケで歌ったりも
していました。
ギターで弾き語りを
したいので、
教えてください、
という後輩には
コードが簡単なので
アリスを
やたらに薦めました。
今回の訃報で
後輩から30数年振りに
「先輩、大丈夫ですか?」
と連絡がありました。
大ファンだと勘違いして
凹んでいると
心配してくれたのです。
彼のラジオは
聞けるときは
よく聞いていました。
楽曲よりも
少し下品な
ギャグセンスが
好きでした。
今でも
よく思いだすのが、
この葉書投稿です。
「ミルキーは
母の味~」という
CMを見た瞬間、
カルピスは
言いました。
「ほな、わしは
パパの味かい」
ブラックです。
爆笑はしなくとも
ニヤニヤ出来ます。
訃報はレントゲン待ちの
病院で知りました。
1週間前のこと。
それを隠せた現実。
それが悲しくて、
虚しくて、
ショックでした。
若すぎます。
一つの時代が
終わったのだと
しみじみしました。
ゴルフには関係ないけれど、
黙祷を捧げます。
ありがとうございました。
ファンとか無関係に
僕らの青春の欠片の中に
確実に谷村新司という
名前は存在します。
安らかに。
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