昨日の「世界フィギュアスケート国別対抗戦」男子シングルSPの感想を。
まず、世界選手権が終わって間もないのに、各国からトップアスリートが日本にやってきて
参加してくれたのがうれしいですね。
世界選手権に照準を合わせていたので、調子をキープするのが大変だったかもしれません。
カナダのパトリック・チャン選手は、来シーズン、SPで4回転ジャンプを二度入れることを公言しているので
今大会で試みるなど、挑戦するにはもってこいの大会と思っているのでしょう。
国別対抗戦なんて、お祭り競技ですから(実際、応援団席 はお祭り騒ぎ)、それでいいと思います。
アメリカのネイサン・チェン選手は、足首を痛めているそうで、4回転ルッツは封印しましたが、
4回転フリップはきれいに決めて、バレエの所作も美しく、もっとPCSが出てもいいのにと
思いましたが、今シーズンはシニア一年目ということでおさえられましたか?
来シーズンはもっと、PCSも得点がもらえるようになるのでしょう。
それでもSP得点も100点近くつきました。
中国のボーヤン・ジン選手の4回転ルッツは、高く飛ぶこと!!
解説の織田さんも絶賛していましたね。
選手紹介のあいさつも、ボーヤン選手は、会場のお客に向かって、にこやかな笑みとともに
手を振る姿は、本当に好感のもてる選手です。
シニアに上がってから、2シーズン続けて、世界選手権で3位という表彰台に上がる好成績を残し、
ピョンチャンオリンピックに向けて、弾みをつけた感はあります。
宇野選手は、直前練習で調子が上がらないなか、それなりに演技をまとめ、本調子でなくても
100点を超える演技ができるすごい選手になってきました。
羽生選手は、事実上、チームジャパンのキャプテンということで、背負うものが大きすぎましたかね。
新聞のテレビ欄にも、「世界記録を塗り替えるか!」などという見出しが書かれていますが、
世間から受けるプレッシャーというのは、選手にとって計り知れないものがあるのでしょう。
ピークを世界選手権に持ってきていたんだから(どの選手もそうでしょうけれど)、そのあとも
好調をキープするのが大変だったかもしれません。
今日のFSは、気持ちを楽にして滑ってくれたらと思います。
男子シングルSP結果
男子シングルSP・採点表
今日は男子FSが行われます。
男子シングルFS・日程:結果
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