もうフィギュアスケート全日本選手権大会が終わってから大分経ってしまったけれど、
女子シングル代表に、坂本花織選手が選ばれたことについて、少し語りたいと思います。
まずは、坂本選手、代表おめでとうございます。
シーズン始まる前は、ローカル(神戸の)ニュースでは、坂本選手のことはまったく触れられず、
三原舞依選手一色でした。
昨シーズンの四大陸選手権での初出場、初優勝の実績。
世界選手権出場、5位という好成績。
国別対抗戦での高得点の演技。
今シーズンの始まりを告げる「ジャパンオープン」でのフリーの素晴らしい演技。
もっとも、メディアでは、NHKの特別番組でも、本田真凛選手ばかりでした。
本田真凛選手は、フィギュアスケートの広告塔のようにとり扱われていました。
浅田真央選手が引退、羽生結弦選手もNHK杯直前練習で右足首負傷というアクシデントで
余計に、フィギュアの宣伝用に本田選手は使われてきたように思います。
大人の事情に振り回された。
本田選手は、彼女にしかないいいものを持っているので、これからも精進してもらいたい。
樋口新葉選手は今シーズンは、日本勢の中で最も勢いよく調子よく、いいスタートを切っていたので、
彼女がオリンピック行くだろうと思っていましたが、調子をキープするのは難しいのだと思いました。
宮原知子選手の疲労骨折からの復活は素晴らしかった!
演技はけがする以前よりも、もっとよくなっていたので、怪我をしても、宮原選手のフィギュアに対する
気持ちは、怪我する以前よりも、もっとずっと強く大きかったんだなと改めて思いました。
イメージトレーニングや、ジャンプが飛べずとも、スピン、ステップの練習を重ねてきたのだな・・と。
その甲斐があって、代表に決まってほんとうによかった。
あとはジャンプの練習のみですね。
坂本選手のシーズン序盤の結果はボロボロの部類で、今シーズン中にものにできるかさえ分からない無謀な構成でしたが、
もともとそれほど期待されていなかったからか叩かれることはありませんでした。
ご本人は「オリンピックのオの字も見えてこない。」と嘆いていましたが。
期待外れだと本田真凜選手や、三原舞依選手なら相当叩かれていますが、
もし本田真凜選手や三原舞依選手が、坂本花織選手のような構成でやって成績が悪かったら、
世間からのバッシングはもっと酷いものになっていたでしょう。
コーチらもその辺りが念頭にあったと思います。
坂本花織選手はノーマークだったから冒険させてもらえた。
結果は為せば成る。こうなってくると期待されるのも善し悪しですね。
ピョンチャンオリンピックは、北朝鮮情勢で、どうなるかわからない不安な大会となりそうですが、
坂本選手の明るいキャラは、その不安を少しは取り除いてくれそうな気がします。
坂本選手のプレッシャーに負けない堂々とした演技が、オリンピックでも見れますように。
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