先日「N響アワー」で、 ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 ( ラフマニノフ作曲 )
が放送されていたのを聴きましたが、
中村 紘子さんのピアノ演奏を聴きながら思い出すのはドラマ「のだめカンタービレ」で、
千秋慎一が演奏していたピアノ協奏曲 第2番です。
シュトレーゼマン指揮、千秋ピアノ演奏、二人の共演はこれで最初にして最後になりましたが、
演奏会場に駆けつけたのだめは、先輩千秋の演奏を聴いて、
自分ももっとピアノの練習をしなくては!という思いにかられます。
そして千秋とのだめが二人で練習を始めたピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 ( ラフマニノフ作曲 )
このピアノ協奏曲で、いっきにドラマが盛り上がっていきます。
千秋演じる玉木宏さんはピアノ演奏の経験も、ヴァイオリン演奏の経験も、もちろん
指揮者としての経験もありませんが、
この役をとおして劇画に描かれる千秋青年に息をかよわせていました。
玉木宏さんも、のだめ役の上野樹里さんも
ふたりとも素顔は役柄とはかけ離れていますが、
「のだめカンタービレ」のこの当たり役を超えるのは難しいのではないでしょうか。
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先日、BSで放送が終了した韓国ドラマ「太王四神記」は、
ペ・ヨンジュン主役ということで話題を集めましたが、
このドラマで何人か新人がデビューし、人気も出たようですが、
なかでもスジニ役のイ・ジアは、
演技をするのはまったく初めてということでしたが、
役柄をつかむ勘の良さ、感受性の豊かさは
ベテラン俳優にもひけをとりませんでした。
そして、この大作ドラマの立役者の一人になりました。
スジニという役柄は、最初は男の子みたいなおてんばですが、
タムドクに段々とひかれ、自分の姉と王タムドクの間にできた男の赤ちゃんを
追っ手を逃れるようにしながら育てていくうちに
見違えるように美しく女らしくなっていきます。
タムドクと再会したときに、涙を流しながら愛する王タムドクを見つめるスジニの姿は
イ・ジアの豊かな演技力のみならず
バックにながれる「東方神起」の歌う切ないメロディが一段と効果を上げていました。
このように音楽は演技者の演技力をもっと高める効果があるのですね。
イ・ジアは今回デビューするまでは、普通の美大生でまったく演技の経験もなかったのですが、
この役が大当たりしたことにより、次のドラマ出演も決まったそうです。
『ベートーベンウイルス』というドラマで
彼女の役はヴァイオリニスト。
オーケストラを背景とした音楽ドラマで、有名なクラシック曲から難解な演奏まで、
すべて消化しなくてはならないそうです。
イ・ジアは、演奏経験はまったくなく、ヴァイオリンの演奏を直接こなすために、近々、ヴァイオリンの個人レッスンをスタートさせる予定だそうです。
日本の「のだめカンタービレ」を連想させるドラマでもあり興味深いですが
イ・ジアがこの役をどう演じるのかも興味深いです。
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