登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

‟子どもの権利”と未来~いま、私たちにできること~  会報 ふれんずNo.221 より

2018-07-09 15:32:06 | 会報「ふれんず」から

 

講演内容

‟子どもの権利”と未来いま、私たちにできること

講師/山下雅彦 東海大学教授

(今回、山下先生ご自身に、加筆、修正、編集していただいております。)

 

「学校に行ってても行ってなくても、子どもの未来は明るい」                            

みなさんが向き合ってこられた不登校という現象は、社会的な広い視野と深い懐をもって、「子どもにとって何が一番大事なのか」という物差しと、子どもは教育の対象ではなく主人公なのだという「子どもの権利条約」の子ども観に立って初めて、その本質が見えてきます。

もちろん単純ではなく、子ども自身や、子どもと周りの人との葛藤が付きもので、すんなりはいかないでしょう。でも、学校に行っても行かなくても、子どもは日々成長しているのです。 今日という日の輝きを見失いたくないものだなと思います。

少し前、NHKの『すっぴん!』というラジオ番組の中で、あるリスナー(母親)が「子どもが大学に入って一安心です」「わが子が不登校になった時、この子の人生はもう終わったと思った」とおっしゃったんです。それを聞いたアナウンサーの藤井彩子さんは、「学校に行ってても行ってなくても、子どもの未来は明るいです。楽しいことが一杯あります」とサラッとおっしゃいました。楽天的過ぎるという人がいるかもしれませんが、私はその言葉がスーッと胸に入ってきました。

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