転ぶときに使う語だ。戻りの転か。辞書には、《「もどり」の音変化》空中でからだを1回転させること、とあり、とんぼ返り、宙返り、のことだとする。歌舞伎の舞台で見られる、とんぼ返りを指しいていることになるが、髻を打つの意味合いがあれば、前向きに回転をしそこなったか、あるいは後ろ向きにあおむけに倒れこんで、後ろあたまを打ち付けたか、どちらか。類語辞典で、覆るという語が見える。実感したことに仰向けにひっくり返ることのような使い方もできるか。
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漢字は漢民族の文字である。これはわかりよいが、漢字を文字とするわたしたちの祖先であった。漢字がすなわち言葉であったのである。和字は漢語を和らげる言葉である。国字は日本で作った文字である。国字はまた和字、倭字、皇朝造字、和製漢字とも呼ばれるとある。和製漢字と訓読みを示す。音読みと備考にある解説を付ける。峠 とうげ 台湾では旁を「卡」に作ることが多い 辻 つじ 漢語圏では「十」で代用 笹 ささ 字訓「ささ」は本来「篠」(しの)で表記
榊 さかき 腺 せん 中国の『新華字典』にxiànと収載 栃 とち「櫔」の略字の変形 畠 はたけ 独自に「ハク」と音読する場合あり 畑 はたけ 中国の『新華字典』にtiánと収載 匂 にお(う)・にお(い) 凪 なぎ・な(ぐ) 凧 たこ 俣 また 中国の漢詩にyúと読む例がある 枠 わく 込 こ(む)・こ(める) 躾 しつ(ける)・しつけ 働 はたら(く) どう 中国語では「動」で代用 搾 しぼ(る) さく 中国語「榨」の訛字 錻 ぶりき ぶ 「錻力」でもぶりき 襷 たすき 辷 すべ(る) 匁 もんめ . . . 本文を読む
日本語誤百科 8ページ いいモチベーションになる を、例題にしている。意味するところ、モチベーションの意味内容が表現として成立するかどうかということだろう。動機づけという意味がすぐにも浮かぶので、それがよい方向へと働くことだろう。刺激 を本来の意味だとして、いい刺激 と言えばよいとの説明だ。ただ、やる気、意欲ととらえて、モチベーションを上げていくような使い方が多いようで、そのモチベーションの善し悪しを表現しているわけではなくて、結果としての動機づけ要因を、例題の表現にしている用である。 . . . 本文を読む
述語構文 日本語の文法について その32 述語12 構文による述語と、統語による述語の捉え方は視点が異なる。文を分析して述語を考えるのと、語を構成して語と語の関係を見るちがいである。形態論を品詞論と同じとするかどうかであるが、形態分析を進めて語の分類それが品詞におよぶと形態論は品詞分類に過ぎないと言われて驚いたことがある。統語論の説明に構文論言い引き合いに出す、形態論には品詞論だとする説明は気を付けなければならない。
あるサイトのもの言いがそれに相当するかどうか、いわく、amazonへ行ってガチャガチャやっていたらキーワードとして以下の文字列が出てきた、キーワード:文法論:形態論,構文論[統語論] びっくりしたし、今まで日本語文法の本を読むたびにわからなくなった原因がやっと得心できた。なんと、構文論と統語論は同じだというのである。だが英語では明らかに用語が違っている、と。 . . . 本文を読む