現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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述敬語  日本語の文法について  その38  述語18

2013-05-30 | 日本語文法
これは述語句に用いられる敬語のことを指す。話法、法、敬語法とならべると敬語の使い方が話法にかかわることがわかる。敬語法が日本語話法の直接話法においてかかわる。話し言葉に丁寧とする文体の用法があるからである。書き言葉には書簡文に準じて丁寧な文体が使われてきた。すると敬語を法としてみるなら形態意味範疇に分類されるとみてきたが、日本語の敬語法ではどうか。 形態統語的範疇は印欧語の統語において法則とする特徴が顕著であるので統語にはそのほかの法則を見ることは難しい。例えば日本語の敬語法が統語の範疇にあるとすることはできないように見える。しかし日本語の文法で敬語を文法規則としてみるかどうかの議論で明らかにされてないことがあるとしたら、それは敬語の用法としてそんなものはあり得ないのだが、動詞述語としての扱いである。 . . . 本文を読む

文法の立場

2013-05-30 | 日本語百科
文法の立場をとること、立場を変えてはいけない、立場にあって理論なり術語を用いる、それが専門性というものだと教えられ教えてきた。その通りであるかどうか、はなはだこころもとない。自らの立場を作ればそれはまた他の理論と係わりあうのか、それは難しいことになる。いくつかの文法理論を学びながらそれを折衷するようなことがあって、それが理論の批判展開によるものなのか、ただ寄せ集めただけになるのか、見極めがいる。文法を眺めて古典文法には伝統文法なるものがあるやに思っていたが国文法となる解釈文法があった。それを日本語ではとくに歴史文法とは言わなかった。それに対して表現文法と言われるものがあって現代語文法になるのかと思っていたらそうでもなくて現代語の記述文法が見当たらなかった。国文法が古典語の文法になったわけではないが、すみ分けて文語文法から学校教育の文法となっている、そこに現代語の文法という言い方も現れて国文法の口語文法にとってかわって、いまではどういう文法が行われているのだろう。国語の文法と日本語の文法に何か違いがあるとしたら文法理論の材料に文献資料から帰納した書き言葉の規範性を追求した文法と文法理論の証明に記録だけによらない話し言葉をも実験材料にする演繹を用いた研究による文法というようなことであろう。 . . . 本文を読む

名古屋城本丸御殿玄関

2013-05-30 | わくわく
さぁ、400年前の夢、威風堂々、慶長20年、それは西暦1615年に建てられた書院造り、残念なことに消失して、昭和20年からいままで、天守は昭和34年に再建されていたのに対して本丸御殿はなかった。それから説明では天守再建50年の時に本丸復元工事に着手して平成30年完成を目指す。第1期に部分的な公開となった。玄関、表書院が、とりわけ書院造りの表書院がみものである。桧の香りが玄関に漂うなか、虎の障壁画があって、復元模写が素晴らしい。順次ぐるりとめぐる様子で上段の間にいたって、アット感激!空間を見ればその実感があってこれをこれからの広がる御殿内を想像させる。 . . . 本文を読む

141 歩行者との協力による事故

2013-05-30 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 808 歩行者と事故を起こす を、例題にしている。歩行者を相手に事故を起こしたという意味であろう。歩行者とともに事故を起こしたということかもしれない。事故の被害が車と人であると、交通弱者である歩行者に及ぶことが多いので、いずれの場合でも事故原因がなんであったかが問われる。コラムの解説は、歩行者との事故 のように言えばよいとする。はて、その説明には、~と が必須の相手であること、また主体は一人でもかまわないから、この例題は歩行者と協力をして事故を起こすことにもなるそうだ。いわば加害者と被害者が一緒になって協力して事故を起こすということらしいが、当たりや稼業でもない限りそういう事故をつくろうとすることないだろうから、意味するところは非文に近いので、成立しない。さらに、歩行者との事故、ということになると、歩行者と事故 歩行者の事故 というふうにその意味内容が歩行者側に事故主体が移っていく意味合いがありそうであるから、その表現には加害者の責任を薄めるような主張をする時に使われそうだ。 . . . 本文を読む