「気」の日本人 集英社 2010年11月30日 立川 昭二 しばらく読まずにおいていた本だった。一気に読んだ。気の語が多い日本風土というテーマで書かれていて、元気のもとを読み解く。日本文化論にもなると思ったら、文化史、心性史の視点から病気や医療を考察すると著者紹介文にあった。気の熟語は164もある。気配りなど50ある。気がするなど90もある。引用した文学作品の文献数は150冊に及ぶ。気の表現を精緻に調査した著作で、わかりよいが、気の大気である由来とアニミズムが結びついたと解釈している。気を持つコトバの多さが示す日本語としては気が失せることは何を意味するだろう。 . . . 本文を読む
なにやら文章を取り出して懐かしさにふける。いまこのページの背景にdanpaがいる。こゆかりに取り出してきたのがパンダ王国のはじめにの文章である。かれこれ1年まえになるが、あらためてまだ1年と思ってしまった。なんとなれば、時間のたつのも早く、生き急ぎというのがあれば、その逆と言うのもあるかもしれない。縁起でもないとその実、大変な4年間を過ごしていたのであった。2008年に見えた、ここにともにした思いは、不思議なものだ。誰もそんなふうには思っていない、だけれども、大げさに言うと、それがそうでもないのだが、生き残った者の思いには多くが感じられる。いまこうしていると、その時の経過よりもこの1年の経過のほうがずっと早いような気がして、時計の針回しを進めすぎているのかもしれない。 . . . 本文を読む
述語動詞 日本語の文法について その21 述語1 述語動詞は動詞を述語にしてとらえる。日本語は動詞述語が相当する。術語に似通いがあるが、日本語の動詞述語は形容詞述語、名詞述語と対比される。術語をそのままに理解をするとわかりよい。述語動詞は述語に動詞を置く捉え方であるが、その動詞にかかわる目的語などが後置される。語順に動詞プラス目的語という型である。それに対して、動詞述語は目的語プラス動詞という型になる。 . . . 本文を読む
TIME/タイム In Time 〈時間〉=通貨!? これまでの常識を覆す衝撃のタイムリミットSFアクション!! 全ての人類は25歳で成長が止まる 2011年度作品 /
ウィル・サラス…ジャスティン・ティンバーレイク(浪川大輔)
シルビア・ワイス…アマンダ・セイフライド(篠田麻里子)
フォーティス…アレックス・ペティファー(杉山 大)
レイモンド・レオン…キリアン・マーフィ(内田夕夜)
レイチェル…オリヴィア・ワイルド(魏 涼子)
ヘンリー・ハミルトン…マット・ボマー(小松史法)
監督・脚本・製作:アンドリュー・ニコル
製作:エリック・ニューマン/マーク・エイブラハム
製作総指揮:アーノン・ミルチャン/アンドリュー・Z・デイビス/クリステル・レイブリン/エイミー・イスラエル
●字幕翻訳:松浦美奈 ●吹替翻訳:山美香 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 796 参加費は無料 を、例題にしている。参加するための費用は会場費、宣伝や材料のために必要とする経費などを参加者が相応の負担をすることがあげられる。参加費は徴収しませんよと端的に表現している。~は に、文法の働きがあって費用と料金とに意味内容を読み取る。コラムが解説するように、参加費はかかりません 参加は無料 とすることもある。料金が発生するのを、利用の対象に求めての解釈で、参加はその対象とならないから、この言いかえになるようだ。しかし、参加費をいくらと明記する場合が表現として可能なので説明は当たらないと言えそうだ。また、イベントの内容によって参加無料を表現することがある。 . . . 本文を読む