初心忘るべからず、というのは、世阿弥の花伝書にある詞である。諺となって流布をして、花鏡を出典とするようである。この文語を現代語にすると、初心忘れるべからず、となろう。 >しかれば当流に万能一徳の一句あり。 初心忘るべからず。この句、三ヶ条の口伝あり。是非とも初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず。この三、よくよく口伝すべし それでは、わするる とあるのは、何を典故とするかが問題となる。検索をかけて、ヒットするところからブログに悩ましきことと記す人もいる。 どっちも正しいとしてよいのであるが、それは古典語文法の接続をゆれの現象とする解釈である。この語法の正しいのは典拠による考え方と、現代語訳した、初心を忘れるべきでない、という言い方に、人口に膾炙するあいだの揺れの現象とをとらえる場合だろう。ところで、この諺となった句の意味内容にもさまざま、解釈があって、小学校6年生で習うことがあると知ったので引用しておこう。 . . . 本文を読む
日本語文章の解析をおこなっている。主題主語の出現を文章単位に見る。単位文を取り出すと、そこに現われる主語の役割をもたない文がある。文によって主語の省略と文法分析をすることになるが、それは日本語の現象で文章単位で捉えられることである。文脈依存、場面に依拠するということであろう。題材はコラム天声人語、20140415理科の苦手な先生、である。~は となる文は、第2文段まで表現されない。しかし、第2文段以降、第6文段までそれぞれに、主題主語が働く。この
~は となる文に加えて、注意すべきは、~も については、主題主語と主格主語のふたつをかねる用法がある。さらに、文の単位で複文であるものに注意がいる。コラムの書き手による視点が貫かれた文章である。 . . . 本文を読む
MRJ年産1000億円計画 中部業界を2割底上げ 20140415中日新聞トップ記事、見出しである。
リードには、 国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の生産で、三菱重工業は二〇二二年ごろまでに月産十機態勢とし、年間生産額を一千億円以上と計画していることが分かった、とある。
トップ左の見出しは、欧亜の十字路 届いた和風美 アルメニアに江戸期の尾張紹介本 とある。0415
リードには、 西アジアのアルメニアで、江戸後期に出版された尾張地方の名所紹介本の一部が保存されていることが、名古屋市博物館と東京文化財研究所(東文研)の調査で確認された、とある。
中段の右には、FC岐阜、増資へ Jトラスト社長引き受け とあり、記事には、 サッカーJ2のFC岐阜を運営する「岐阜フットボールクラブ」は、二億四千万円を増資し、金融業「Jトラスト」(東京)の藤沢信義社長(44)個人に増資分を引き受けてもらうことを決めた、とある。0415
写真記事に、高山の宵 輝く屋台 とある。 . . . 本文を読む