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散隔情誼

2007年11月15日 | 川柳
             現代川柳『泥』第四号

◎トライアングル、根底にバラの花を敷きつめて、互いの作品を斬るという・・・快感と恐れ、これが意外と難しい。

ポジティブとネガティブの間を往きつ戻りつしながらの苦しい作業。自分のことすら解らないのに、まして仲間を斬るなんて・・・。互いに信じあっているからこそできた企画だ。核心に触れたような触れずじまいに終わったような不完全燃焼の感が強い。美しい夢を共有するということは、案ずるより易しく、そして難しい。
『泥』四号から何かが発信できれば嬉しい。(テイ子)

◎年二回のペースの誌は創る側にとっては、丁度良いが催促の問い合わせが時々届くのだが、その度に、待たれているという実感に熱いものが込み上げてくる。有り難いと思う。そして、再読、三読、四読して下さった本音の感想などを戴くと、それを五読、六読して、益々有り難く思ってしまう。残りはあと二号。作品や文章の上手下手より、真剣に取り組んでいる姿勢を理解してくださるこころに感謝している。(容子)

◎ひとつの作品と向かい合う。その作品の良し悪しの判断を決定づける基準は、読み手のひとりひとりの感情のおもむくままに、これが現実なのだと思う。

 残念ながら、マニュアルのないままの川柳界。そんな中で独自のマニュアルを構築し、学問的見地からとでもいえるような作品評を発表されている普川素床氏に、その論を展開していただいた。
ひとりひとりの試案が見えてくるようだ。(さとし)

                 

コメント
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