御歌
故高円宮殿下
◎みどり子とともに育てとわが庭にカナダ楓の若き植えたり
高円宮妃久子さま 平成26年歌会始め(静か)
〇 灯籠のあかりともれる回廊を心静かに我すすみゆく
高円宮家長女承子さま
〇 静けさをやぶる神社の鳥の声日の落ちてよりいづる三日月
高円宮家次女典子さま
〇 かすみゆく草原に立ち眺むればいとど身に沁む静けさのあり
◎出雲大社禰宜様と典子様の結婚って・・・2000年後の古事記の再来のような感じです。
天皇は日本神事の最高司祭。
故に近来ではもっとも、皇室歴史の趣の結婚を感じます。
典子様の御歌にも、結婚への自答が表現されていると解釈されても仕方ないですね。
いとど・・・いよいよ、自分が眺める行く手には身に沁みる静けさが待っている。
・・・和歌・詩歌などはやはり・・作者の内面がにじみ出ます。
五七五七七は感情が表出するのが特徴です。
承子さまの御歌は偶然か隠喩か・・・面白い句立てです。
神社の鳥を、禰宜様に仕立てると・・・まあなんと面白いことです。