「函館新聞より抜粋」
函館大谷短大(福島憲成学長)を今春卒業した学生の就職率が、コミュニティ総合学科、こども学科、専攻科の全科で100%(3月31日現在)になった。年度末に100%を達成するのは「近年では珍しい」(福島学長)といい、担当教員が学生の個性に合わせた適切な就職支援を行った成果が現れた。
同短大によると、就職希望者77人全員が3月末までに就職が決まった。内訳はコミュニティ総合学科14人、こども学科52人、専攻科11人。例年だと4月に入ってから100%に達することが多いという。就職先を見ると、3人を除く74人が函館圏へ就職しており「地域から預かり、地域へ貢献できる人材育成を目指す」という学長の方針を具現化した。
職種別では、コミュニティ総合学科が小売り・卸売り35・8%、こども学科が保育士71・2%、専攻科が介護福祉士81・8%と最も多かった。求人件数は例年と変わらない。
大学は通常、就職面での相談に応じる「キャリア支援センター」を置く。学生が主体的に行動する同センターに対し、同短大は全教員が参加する「学生支援部」を設置しており、学生と教員が一緒になって進路を決めていく。
学生支援部長の毛利悦子教授は「学生の日常生活を見た上で送り出しているので、企業側から『信頼できる』『安心して受け入れられる』と評価が高い」と話す。卒業後も、教員が相談に応じるなど親身のサポートを提供しており「離職率が低い」(同短大)。
福島学長は「人口減少で函館が消滅するのではと不安を抱く学生もいる。
不安があるなら、自分たちの手で豊かな未来をつくっていこうと提案したい。今後も学生と共に頑張っていきたい」と決意を新たにする。(山崎大和)
感想・・
どこの学校とは言わないけれど、学生が地元志望なのにやたら地方へ送り込むことをしてきた方々もいらっしゃる。
ひとり10万単位のキックバックが企業から入るからだ。
泣く泣く本州へ送られた方々は数多い。
昔と違い、今の若者は地元志向が多いのだからニーズを満たす・・・このような記事にほっとする!!