小椋佳 作詩作曲ですべて手掛けた林部智史のアルバム
「僕の青春は・・絶望から始まった・・この歌は芥川龍之介を思い作った」
日本語読みの音感を正しく作曲し、日本語の持つ難題の可能性に挑戦し続けた・・稀有な方。
小椋佳 作詩作曲ですべて手掛けた林部智史のアルバム
「僕の青春は・・絶望から始まった・・この歌は芥川龍之介を思い作った」
日本語読みの音感を正しく作曲し、日本語の持つ難題の可能性に挑戦し続けた・・稀有な方。
小椋佳・・「彷徨」のアルバムに出逢ったのは21歳のころ。
そして、「夢追い人とだまされ屋」のアルバムにも出逢う。
「現実を追うものほど夢を手にできるのかも知れない・・」
現実主義の人間ほど理想主義なのかも知れない。
というアルバムのコメントの示唆。
私22歳・・この言葉で人生の迷いを捨て、リアリストになったかも。
「彷徨」のアルバムジャケットは東山魁夷の「道」。
偶然東京で本物のジャケットの作品にも出会った。
生きるとは・・一枚の額縁に何を彩るかは個人それぞれの意思。
黄金で飾られていても、ブラックで塗りつぶされていたとしても。
齢○○歳。
自分が納得できる人生はもう10年前に済ませた。
…あとはおまけの・・ふろく。
何事も災い事からは避け、楽しいことしかやらない主義になった。
小椋佳氏の恩恵を受けた日本人の中のひとりに・・・歌手林部智史もいる。
彼の歌唱力の素晴らしい魂が小椋佳氏の運を呼んだのだろう。
小椋佳の日本人のいにしえからの美しきバトンタッチ。
彼の歩いた道にエンドもフィナーレもありはしない。。。
小椋佳氏は今年でコンサート・作曲も・・・長い大変な仕事にひと区切りをつけるそうです。
・・もういいかい・・・もういいよ!
2000曲のオリジナル曲をこの世に残したのだから。。
世界で一番濃厚で情感豊かな日本語。(あまりにも膨大な言語の遺産でもある)
この素材を壮大に、繊細に夢か幻のような羽衣を羽織った詩を現実に落とし込み、人間の魂の琴線にまで深く触れてくる。
先日、NHKの番組でも、ご本人のボート選手時代の「流されはしなかった」を歌い上げた。
この世界の狂った政治や何やかやを横目で見ながら・・・
ご本人は「流されはしなかった」とのメッセージなのでしょうか。
最後の作詞作曲になった「もういいかい」の歌詞の一節が‥今までの言いたかったことの本音を語っています。
この国 そもそも いい加減が 大事 (いい湯加減的な思いと、本当のいい加減で無責任が同居した二律背反)
振り向いたら信頼する政治家には 逢わずじまい ♬♪
作詩はまだなさるようです。。。