天照大神(あまてらすおおみかみ)は、大日孁貴神(おおひるめむちのかみ)といって、日本神話の主神とされる女性の神様だそうです。大日孁貴神の「め」は女、「むち」は貴い神のという意味だそうです。二つの名前を見ていると、なんとなく、かつては別の神様だったような気もします。天照大神を祀る神明神社は、全国で5,000社くらいあるそうです。以下に、水戸で見かけた、天照大神、大日孁貴神(大日霊命)を祀った神社をご紹介します。神様の名前が微妙に違っているのは、出典によって変えているせいです。
神明宮(八幡町9-6)
もと水戸八幡宮に縁の深い境内社で、崖下の湧き水を使う契斎所だったそうですが、文久年間(1861-64)に根本坪の氏子たちがまつることになり、独立社になったそうです。天照皇太神と、豊宇気毘売神(とようけひめのかみ 天照大神の親、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の孫娘のようです)をまつっているそうです。
皇大神宮(吉田神社 宮内町3193-2)
伊勢二所別宮とあり、伊勢神宮内宮(祭神・天照大御神 写真右)・外宮(祭神・豊宇気姫命 写真左)の分社のようです。神社の表示には、皇大神宮とあります。
住吉神社(東前町874)
境内社に神明宮があります。祭神は天照大神だそうです。住吉神社は、かつて山王権現とよばれていて、天明年間(1781-9)に今の名前になったそうです。
天満宮(吉沢町848)
天満宮の境内社で、素鵞神社、三峯神社、稲荷神社、疱瘡神社と天照皇大神宮の5柱の神が合祀されているようです。天照皇大神宮の祭神は大日霊命(おおひるめむちのみこと)だそうです。
大井神社(飯富町3475)
大井神社、天照皇大神宮、金刀比羅(ことひら)神社と書かれ、下に建立者名が書かれた石碑です。中央に天照皇大神宮が刻まれ、明治6年に建てられたようです。この石碑にある大井神社は、今の地に移る前の大井神社をまつるために刻まれたようです。
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