時として見ることのできた楽器のいくつかです。
鉦鼓、撞木(しょうこ、しゅもく 水戸市立博物館 大町3-3-20)
平成31年に指定された、上国井町にある「薬師堂の民間信仰資料群」の中にあるようです。読経や念仏を唱えるときに打ち鳴らしたようです。資料の中に大数珠があるようなので、参加者が輪になってそれをまわしながら念仏を唱える、講などのときに使われたのかもしれません。水戸市立博物館で開催された「那珂川ヒストリー」展にありました。
雅楽器(大手橋 三の丸36°22'29.8"N 140°28'42.6"Eあたり)
一昨年、約100年ぶりに行われたという東照宮の水戸御祭礼行列の中に、雅楽の奏者3名が加わっていました。写真右から、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、横笛(おうてき)のようです。楽器が小さいせいなのでしょうか、雅楽は音色が高いようです。
パイプオルガン(水戸芸術館 五軒町 1-6-8)
堂々たる風格のある、水戸芸術館にあるパイプオルガンです。日本人が作った国内最大級のパイプオルガンだそうです。週末には、無料のプロムナードコンサートがおこなわれているそうです。現在中止中のようですが、以前おこなわれていた館内見学ツアーで、オルガンを近くによって見せてもらった記憶があります。私は、水戸にある新しいものの中で、このオルガンを含む水戸芸術館が一番重要文化財に近いと思っています。
ピアノ(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
慶応1年(1865)につくられたアメリカのスタインウェイ&サンズ社製のピアノで、日本最古だそうです。昭和7年に現・常総市にあった水海道小学校の講堂完成記念に購入した中古のピアノだそうです。昭和46年に、旧・水海道小学校はピアノと共に、茨城県立歴史館に寄贈され、ピアノは平成2年に全面修理が行われたそうです。写真は、解説にあった、修理前の古いピアノの姿です。来年1月には体験演奏という申し込み企画もあるそうです。
オルゴール(偕楽園公園センター 見川1-1251)
退職校長会の陶芸クラブ・陶悠会に展示されていた手回しオルゴールです。林和男作で、まだ改善の余地がある作品だそうですが、興味深く見てきました。2月に偕楽園公園センターで開催されていました。
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