尊皇攘夷(弘道館 三の丸1-6-29)
水戸の代表的な四字熟語でしょう。藤田東湖の弘道館記に初めてでてきた言葉だそうです。尊皇(王)と攘夷という二つをつないだこの言葉は、水戸出自で、幕末の政治を動かすキーワードになったようです。水戸藩では、この二つのつながりを、その後の歴史の中で、指導者不在などから多くの藩士、藩民が見直せなかったようです。それが水戸藩幕末、維新後におこった悲劇の一因だったようにも感じます。写真は、弘道館正庁にかかっている弘道館記碑拓本の軸にある「尊王攘夷」です。
疫病退散(偕楽園 常盤町1-3-3)
コロナ感染防止を目的に導入された、いばらきアマビエの表示にありました。こればかりは、万人の願いでしょう。いばらきアマビエは、接触通知が現在一時停止になっているようで、登録を積極的に進めていないようです。写真は偕楽園東入口にあったいばらきアマビエの表示です。
転迷開悟(てんめいかいご 宝蔵寺 谷田町633)
参道に建てられた灯籠の軸にありました。向かい側の灯籠には「破邪顕正(はじゃけんしょう)」とありました。それぞれ、「迷いを転じて悟りを開くこと」「誤った考えを打破し、正しい考えを示し守ること」だそうです。今様の発想なら、前者で「転迷」は、「迷いを認めながら、迷いつつも」といったことになるのでしょう。
読書三余(東部図書館 元吉田町1973-27)
「読書をするのに適した3つの時間」のことで、「余」は、ひま、余暇という意味のようです。3つとは、額の左に小さく書かれている「冬者(は)歳(とし)之余 夜者(は)日之余 陰雨(いんう)者(は)時之余」の、冬、夜、陰雨だそうです。3世紀の中国・三国時代、魏の董遇(とうぐう)による語だそうです。東部図書館の壁にかかっていました。
無病息災・七転八起(だるま納豆倉庫 渋井町)
七転八起(ななころびやおき)は、いかにも「だるま」らしい四字熟語です。
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