寺額には、寺号だけではなく、山号がかかれたものもあるようです。寺は、〇〇山、〇〇院、〇〇寺というように一般的に言われているようです。それまでも寺の建立された山の名を取った密教寺院が多少はあったようですが、寺号の前に山号を表示する寺が多くなったのは、鎌倉時代に禅宗が伝えられてからのようです。院については、仏の安置される建物以外の建物、僧侶の住む所とか、貴人が建立したり門跡になった寺の名称などと説明されていますが、なぜ寺の名前に院号も使われるようになったかということは、よく分からないようです。
仏性寺(栗崎町1984)
「涌石山」大日院仏性寺というそうです。回向堂にかかっています。本堂は、重要文化財の八角堂です。
光台寺(上水戸3-1-39)
「遍照山」義宣院光台寺というそうです。最近つくられたケヤキでの額のようです。
妙徳寺(加倉井町909)
隠井山「高在院」妙徳寺というそうです。本堂向拝にかかる額です。入口扉上には寺号額があります。山門には「隠井山」の額がかかっています。
正覚寺(筑地町621)
三祖山成就院「正覚寺」というそうです。寺を建てた建設会社の奉納額のようです。
楊林寺(三湯町45)
湯峰山地蔵院「楊林寺」というそうです。平成24年に本堂が新築されていっしょにかけられたようです。
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