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水戸の見て歩き

水戸の庚申塔(6)

2020-06-09 20:21:32 | 水戸

 寛政12年(1800)は庚申の年で、60年に一度の機会なので、たくさんの庚申塔がつくられたようです。前回2基をご紹介したが、今回は5基全部が寛政12年建立です。100基の庚申塔を巡拝するという、信仰形態がこの寛政12年あたりにあらわれたそうで、あるいは、そうしたことと関係があるのかも知れません。石造物の位置はわかりにくい場合が多いので、グーグルマップの北緯東経表示も入れるようにしてみます。

 

庚申塔(薬王院(元吉田町682))
 2月建立のようです。上部に日月が刻まれています。13人講中とあります。墓地入口にある地蔵堂脇にあります。

 

庚申供養塔(茨城県農業総合センター農業研究所(上国井町3402))
 3月の建立です。西側入口道路側の七ツ洞公園側にあります。田端、島野内などの講中8人が建てたようです。

 

庚申供養塔(飯富町(36°25'57.1"N 140°24'54.9"E あたり))
 10月の建立です。今年のお正月に撮りましたが、こうした信仰が生きているの見るのはうれしいことです。

 

庚申供養塔(飯富町(36°25'46.4"N 140°24'54.8"E あたり))
 飯富郵便局向かいのY字路にあります。10月の建立です。堂々とした太い文字で、これなら長く残りそうです。

 

庚申供養(「塔」の字は見えません 宝蔵寺(谷田町633))
 11月の建立です。山門入って左方にある旧羅漢寺の墓石群の中にあります。丸っぽい自然石が使われているようです。

水戸の庚申塔(5)


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