個性味がある顔つきの地蔵を選んでみました。依頼者の希望からなのか、製作者の発想からなのか、想像をふくらませるのも楽しいものです。それにしても、ほとんどの石造地蔵の顔は、細かいところが風雪で分からなくなっていて残念です。
薬王院(元吉田町682)
頬骨を強調した顔をした地蔵です。無縁供養塔のところにある石造物群の中にあります。地蔵の顔の多くは、これもそうですが、眉のところが高く、目のところが低く、眉の高さが鼻の方につながり、耳が大きいという彫りかたがされています。以下の石仏は全部同様です。
勝幢寺(渡里町2800-1)
この地蔵も無縁供養塔のあるところにあります。逆おむすび型で、目をつぶった、冷静さを感じさせる表情をしているように思えます。
木葉下の共同墓地(木葉下町)
木葉下流通センター下にある共同墓地にあります。読経をしているのでしょうか、口をとがらせています。いかにも頑固そうな顔つきに見えます。
蓮乗寺(元吉田町2705)
本堂裏側にある、無縁仏群の中にあります。瓜実顔で、にこにこ笑っているようです。
地蔵尊(杉崎町 36°22'49.0"N 140°21'14.7"Eあたり)
奉納された絵馬に描かれた地蔵尊です。かつてこうした大きな地蔵が安置されていたのでしょうか。今は堂内に小さな石仏が置かれています。
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