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水戸の見て歩き

水戸の地蔵等の顔(1)

2020-09-22 20:55:38 | 水戸

 個性味がある顔つきの地蔵を選んでみました。依頼者の希望からなのか、製作者の発想からなのか、想像をふくらませるのも楽しいものです。それにしても、ほとんどの石造地蔵の顔は、細かいところが風雪で分からなくなっていて残念です。

 

薬王院(元吉田町682)
 頬骨を強調した顔をした地蔵です。無縁供養塔のところにある石造物群の中にあります。地蔵の顔の多くは、これもそうですが、眉のところが高く、目のところが低く、眉の高さが鼻の方につながり、耳が大きいという彫りかたがされています。以下の石仏は全部同様です。

 

勝幢寺(渡里町2800-1)
 この地蔵も無縁供養塔のあるところにあります。逆おむすび型で、目をつぶった、冷静さを感じさせる表情をしているように思えます。

 

木葉下の共同墓地(木葉下町)
 木葉下流通センター下にある共同墓地にあります。読経をしているのでしょうか、口をとがらせています。いかにも頑固そうな顔つきに見えます。

 

蓮乗寺(元吉田町2705)
 本堂裏側にある、無縁仏群の中にあります。瓜実顔で、にこにこ笑っているようです。

 

地蔵尊(杉崎町 36°22'49.0"N 140°21'14.7"Eあたり)
 奉納された絵馬に描かれた地蔵尊です。かつてこうした大きな地蔵が安置されていたのでしょうか。今は堂内に小さな石仏が置かれています。

水戸の地蔵(6)


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