ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の奉納額(8)

2020-05-13 20:39:30 | 水戸

熱田神社(吉沢町)
 子供が長い棒を持って地面に何か書いているようで、烏帽子の武士が字を教えているように見えます。子供の勉強の上達を願った絵馬でしょうか。明治43年奉納のように見えます。

 

大六天(酒門町2607-1)
 水に入った武者が弓をひいています。舟上に建てられた扇の的を射落とした那須与一(なすのよいち)でしょうか。奉納が明治43年11月ですので、日露戦争直後の心理が描かれているのかも知れません。明治39年は午(うま)年ですが、11月なので、新年の絵馬ではなさそうです。

 

桂岸寺(松本町13-19)
 桂岸寺は通称二十三夜尊と呼ばれて、たいへん人気のあるお寺だったようです。水府納札会300人くらいの納札に記される名前を並べて描いたらしい、昭和10年に奉納された額1対です。勢至堂正面にかけられています。

 

千波神社(千波町503)
 平成5年に奉納された金婚式を記念する奉納額です。立て札の上が「入」の字型になった、入山札のかたちをしています。

 

地蔵院(内原町908)
 平成15年とある「四国八十八カ所巡拝成満記念」の奉納額です。現在にもこうした習慣は残っているようです。「いつの世も 苦を身代りて 救はんと 抱きしめ給ふ 大照の袖に」というご詠歌とともに、47名の名前が並んでいます。

水戸の奉納額(7)


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