弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

ローマ字言葉は 嫌ったくせに なぜに「メセナ」は 請ひ給ふ

2006年03月14日 23時44分56秒 | 自選どどいつ
もう一つの「言い換え」の話題。
今日の朝刊に、第4回の「外来語の言い換え」の提案が掲載されている。
しかし、言葉の言い換えには、意外なところから異論が出て来ることがある。
たしか、第1回のころ、メセナ(芸術文化支援)の言い換えに強い異論が出た。
その中心は、丸谷才一さんだった。

冒頭陳述=検事の主張 それは市民も 分かるはず

2006年03月14日 23時33分37秒 | 裁判
今日の東京新聞社説「法廷用語」から。
「冒頭陳述」を日弁連が「検察官が描いた事件のストーリー」と言い換えようとしたら、「作り話のように聞こえる」との異論が出たとか。
無理に言い換えなくても、あくまで「検察官の主張」だと理解してもらえばいいのでは。
「論告」の方は法律用語でも「検察官の意見」(刑事訴訟法293条1項)なのだから。


蓋し、畢竟、論旨はすべて 理由がないと 思料する

2006年03月14日 22時23分58秒 | 裁判
ブログ開設早々、何人もの方からコメントをいただき、ありがとうございます。
「当裁判所の判断」へのコメントについて。
私も「思料する」という表現には抵抗があり、なるべく使わないようにしています。
まず、「蓋し」(けだし)と「畢竟」(ひっきょう)は、絶滅させましょう。