15日夜のテレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル「落日燃ゆ」を見て。
昨夜のテレビ朝日「フルタの方程式」で、古田敦也指南の捕手が「盗塁を刺すコツ」をやっていた。送球の際の優先順位は「正確に、早く、強く投げる」ことだという。
裁判にも当てはまるように思った。やはり「適正、迅速、権威」という優先順位であるべきだろう。
速さばかりにこだわって、暴投しては何にもならない。
裁判にも当てはまるように思った。やはり「適正、迅速、権威」という優先順位であるべきだろう。
速さばかりにこだわって、暴投しては何にもならない。
9日の最高裁第2小法廷判決から。
竹崎最高裁長官自らが小法廷の裁判長を務めたということで広く報道された。
弁護人として上告したのは、知る人ぞ知る良心的ヤメ検ブロガー落合洋司弁護士。
最近、長嶺超輝さんとの共著で「罪と罰の事典」を発刊された。斬新な構成に感心して衝動買いしてしまった。
増補改訂版を出す際には、「自動販売機等に有害図書類を収納する罪」(福島県青少年健全育成条例違反)を追加してほしい。
竹崎最高裁長官自らが小法廷の裁判長を務めたということで広く報道された。
弁護人として上告したのは、知る人ぞ知る良心的ヤメ検ブロガー落合洋司弁護士。
最近、長嶺超輝さんとの共著で「罪と罰の事典」を発刊された。斬新な構成に感心して衝動買いしてしまった。
増補改訂版を出す際には、「自動販売機等に有害図書類を収納する罪」(福島県青少年健全育成条例違反)を追加してほしい。
三月に入り、いよいよ送別会ラッシュのシーズンが始まった。
裁判官の場合は、三年に一度の転勤が多いが、ぎりぎりまで判決を書いて行こうとする人が多く、引っ越しや送別会もあるので大変だ。「三重苦」とも呼ばれるそうだが、せっかくの送別会は万難を排し参加して楽しくやりたいものだ。
裁判官の場合は、三年に一度の転勤が多いが、ぎりぎりまで判決を書いて行こうとする人が多く、引っ越しや送別会もあるので大変だ。「三重苦」とも呼ばれるそうだが、せっかくの送別会は万難を排し参加して楽しくやりたいものだ。
今日は東京大空襲から64年。
上野公園には「時忘れじの塔」があり、毎年その前日に「時忘れじの集い」を開いている。
昨年は日曜日でたまたま通りかかって記帳したところ、今年は主催者の海老名香葉子さんから案内状をいただいた。
恐縮だが今年は平日で、勤務の都合上、参列できなかった。
そういえば、間もなく上野では新しい「林家三平」の襲名披露も始まる。
上野公園には「時忘れじの塔」があり、毎年その前日に「時忘れじの集い」を開いている。
昨年は日曜日でたまたま通りかかって記帳したところ、今年は主催者の海老名香葉子さんから案内状をいただいた。
恐縮だが今年は平日で、勤務の都合上、参列できなかった。
そういえば、間もなく上野では新しい「林家三平」の襲名披露も始まる。
先週は朝日新聞の永井荷風の連載とテレビ東京「アド街」で浅草六区が取り上げられていた。
中でも大きく扱われていたのが荷風も通ったストリップ劇場。かつては二十軒くらいもあったというが、今は残るのは「浅草ロック座」だけだそうだ。
中でも大きく扱われていたのが荷風も通ったストリップ劇場。かつては二十軒くらいもあったというが、今は残るのは「浅草ロック座」だけだそうだ。
NHK総合でドラマ「白洲次郎」がまず2回放送された。
さすが受信料を集めているNHKだという出来映えに感じた。撮影の都合で最終回が8月になるというのはご愛嬌か。
白洲次郎はGHQから「従順ならざる唯一の日本人」と評されたことで有名だが、その称号により相応しいのは妻の白洲正子のような気もしなくもない。
さすが受信料を集めているNHKだという出来映えに感じた。撮影の都合で最終回が8月になるというのはご愛嬌か。
白洲次郎はGHQから「従順ならざる唯一の日本人」と評されたことで有名だが、その称号により相応しいのは妻の白洲正子のような気もしなくもない。
西田研志著「サルでもできる弁護士業」から。
この本の著者は私と同期の弁護士。
まだ買っていないが、週刊文春の最新号の記事(「過払い返還」2兆円バブル大争奪戦)に本の表紙の写真が掲載されていて、サルの顔と著者の顔が重なっている。
サルでもできる程度の仕事しかしていないということなのか。
この本の著者は私と同期の弁護士。
まだ買っていないが、週刊文春の最新号の記事(「過払い返還」2兆円バブル大争奪戦)に本の表紙の写真が掲載されていて、サルの顔と著者の顔が重なっている。
サルでもできる程度の仕事しかしていないということなのか。
3日は大雪に備えて川越のホテルに泊まり、夜11時からはNHK衛星第二放送で「将棋界の一番長い日」を終局まで見届けた。
名人戦挑戦者1人と陥落者2人を決めるA級順位戦最終戦の一斉対局である。
陥落を心配していた谷川九段は放送開始前に早々と勝って残留を決めていたが、残り4局は日をまたいでの熱戦が続いた。
羽生名人とただ一人互角の対戦成績を誇っている深浦王位が、名人挑戦どころかタイトルホルダーとして初の陥落をしてしまうという厳しさだ。
その中で感動するのが、劣勢でも諦めずに最後の1分まで考え抜いて、目の前の難局に立ち向かう棋士の姿である。
「武士の一分」ならぬ「棋士の一分」か。
名人戦挑戦者1人と陥落者2人を決めるA級順位戦最終戦の一斉対局である。
陥落を心配していた谷川九段は放送開始前に早々と勝って残留を決めていたが、残り4局は日をまたいでの熱戦が続いた。
羽生名人とただ一人互角の対戦成績を誇っている深浦王位が、名人挑戦どころかタイトルホルダーとして初の陥落をしてしまうという厳しさだ。
その中で感動するのが、劣勢でも諦めずに最後の1分まで考え抜いて、目の前の難局に立ち向かう棋士の姿である。
「武士の一分」ならぬ「棋士の一分」か。
昨晩、久しぶりにNHK衛星第二放送で、映画「クレイマー、クレイマー」を見た。
クレイマーというのは、あくまで主人公の元夫婦の名字であり、「クレイマーさん対クレイマーさん」というアメリカ流の事件名に過ぎない。今の世にいう「クレイマー」を指すわけではない。
30年も前の映画なのに、現代の離婚訴訟を担当している私にも、さほど古くは感じなかった。
自立を志して、愛する子を残して別居・離婚に踏み切った妻が、間もなく子を引き取りたいとの訴訟を起こす。泥仕合の揚げ句、勝訴した元妻が子を引き取りにきたものの、非を悟って引き返す。
離婚した夫妻の子をどうしたらいいのか、というのは現代でも家庭裁判所の最難問である。民法を改正して共同親権制にすれば解決するというほど簡単ではない。
クレイマーというのは、あくまで主人公の元夫婦の名字であり、「クレイマーさん対クレイマーさん」というアメリカ流の事件名に過ぎない。今の世にいう「クレイマー」を指すわけではない。
30年も前の映画なのに、現代の離婚訴訟を担当している私にも、さほど古くは感じなかった。
自立を志して、愛する子を残して別居・離婚に踏み切った妻が、間もなく子を引き取りたいとの訴訟を起こす。泥仕合の揚げ句、勝訴した元妻が子を引き取りにきたものの、非を悟って引き返す。
離婚した夫妻の子をどうしたらいいのか、というのは現代でも家庭裁判所の最難問である。民法を改正して共同親権制にすれば解決するというほど簡単ではない。
冤罪事件で問題となることが多いのが、自白に「秘密の暴露」があるかどうか。
この真犯人にしか知り得ない事実とは何か。
例えば自白によって被害者の遺体が発見されれば間違いないように思われるが、捜査側もあらかじめ知っていたのではないかということも一応疑わなければならないので、簡単ではない。
この真犯人にしか知り得ない事実とは何か。
例えば自白によって被害者の遺体が発見されれば間違いないように思われるが、捜査側もあらかじめ知っていたのではないかということも一応疑わなければならないので、簡単ではない。
最近亡くなった斎藤ヒデさんの追悼記事を見かけた。
松山事件の再審で死刑台から生還した斎藤幸夫さんの母。
毎日、仙台の街頭に立ち続けて再審の署名を集めた姿が有名だ。「通り掛かった裁判官や検察官が見てくれるかも知れない」との思いもあったという。
信じる息子のためとはいえ、頭が下がる。
今頃は先に旅立った愛する息子さんと天国で仲良く暮らしていることだろう。
松山事件の再審で死刑台から生還した斎藤幸夫さんの母。
毎日、仙台の街頭に立ち続けて再審の署名を集めた姿が有名だ。「通り掛かった裁判官や検察官が見てくれるかも知れない」との思いもあったという。
信じる息子のためとはいえ、頭が下がる。
今頃は先に旅立った愛する息子さんと天国で仲良く暮らしていることだろう。